ごめんなさい6
学校につくと、いつもより酷くなっていた。
上履きを履いて教室に向かっていると、
「人殺し」
「光先輩殺したんだろ?」
「先輩殺し!」
僕は光を殺したことになっている。何故だろう……
何だかんだで教室についた。今日はバケツが無かった
ガラッ
「来たぞ!やれぇ!」
バケツはなかったが、教室ないで待ち構えていたみたいだ。
ばしゃんっ!
冷たい水が かかる。僕は黙って席へつく。
「人殺しなんか言えよ!」
「早く死ねよ!」
「お前なんか信じまぇ!」
「消えろ!」
クラスメイトたちは僕に黒板消しを投げたり、ゴミ箱の中を掛けたりしていた。
僕は黙って本を見る。つまらなそうにするクラスメイト。
「こいつの大事なこのストラップ燃やそうぜ!」
「名案じゃん!」
「やろうやろう!」
「最高!」
クラスメイトたちが目をつけたのは小さい頃“お姉ちゃん”に貰った大切なストラップ。
「やめろ!」
僕は我慢していたがそれだけは絶対に許せなかった。
「はは!やっと来た!」
「やろうぜ!」
1人がライターを手にした。
「返せ!」
僕は奪い返そうとした。だが、それは遅く……
ガチっゴォォォォ
「やめろぉぉぉ!」
僕は燃えているストラップの火を消そうとしたが、ほかの人達が体を掴み動けなかった。
とうとう灰だけになってしまったストラップ。
「やめてくれよ……お姉ちゃん……」
僕は泣きそうになるが必死で我慢した。
「こいつまだ足りないだろ!」
「なんかあるか!?」
「あった!リュックの奥にあったけどこれもいいんじゃね?」
また取り出したのは光と作ったシオリだった。
思い出のシオリ……これも大切なもの。
「燃やそ!」
「おう!」
パチッゴォォォォ
「あぁぁっ!止めてくれ!」
僕は狂いそうになった。僕の見方は誰もいない。
僕はナイフを取り出してクラスメイトのリーダーに無理やり渡してその手を僕の心臓部分に突き立てた。
グシャッ!
「うぁぁぁぁああ!」
「何するんだてめぇっ!」
「これで……満足…でしょ?」
リーダーの人は後ろに怖気付いて倒れた。まだ動けると思い、僕は隣にいた人に僕を刺したナイフを無理やり持たせ腹部を刺すようにした、
ザシュッ!
「はぁ……はぁ……他に……殺り…タイ人ハ?」
僕はナイフを握りしめたまま尋ねる。
「きゃぁぁぁ!」
「助けてぇ!」
「化物!」
僕は“化物”と言う言葉に強く反応した。
「じゃぁ……刺せば……」
僕は女子にもナイフを握られ刺すようにした。
グシャッ!
結構深く出血もひどかった。
僕はその場に倒れ意識を失った、