終点
定期的に発車する電車がある。その電車の向かう先はただ一つ、人生の終点。全ての人が、最後にたどり着く駅だ。まわりの人間がそのまま天国や地獄に向かって歩いていくなか、稀に納得できずに、逆方面の電車に乗る者もいる。自分の死を受け入れられない人間に対する特例。二十四時間という限られた時間で〝自分の死の原因〟を見に行くことができるのだ。
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