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Four Tribes Chronicle 共通世界観  作者: 島隼
国と地域
8/12

ダルリア王国

【国の位置】

クレアティオ大陸の南側の中央部。

西にセシル王国、北西にアルデア帝国、北東にロビエス共和国、東に都市同盟と国境を接している。


【元首】

ウォルト・カイザス


【主な種族】

人族(国内にはドワーフ族やエルフ族も住んでいる)


【概要】

建国三百年を誇る国であり、建国に尽力したカイザス家を王家とする王国である。

国内には人族の他にドワーフ族やエルフ族も住んでいるが、王国の一員ではなく独立して生活している。

国民の大半は農業や畜産を生活の基盤として豊かに暮らしているが、都市部では友好的な関係にある他種族から仕入れた品々を交易品として栄えており、経済的にも非常に豊かな国である。

政治は国王の独裁ではなく、国王、大公、そして五人の元老からなる元老会議により国の方針が決められている。

国王は元老会議議長も兼務する。


【主要機関】

<元老会議>

ダルリア王国の最高意思決定機関。

三ヶ月に一度開催される。

国王であるウォルト・カイザスが議長を努め、大公アウロ・グラウィスと五人の元老家の当主からなる。

議題は内政から外交、防衛まで多岐に渡り、ここで決定された政策を元に元老院を通して各文官達が実務をこなしていく。



<近衛騎士団>

『王家に忠誠を誓い、王家を守る者』

団長:フォルティス・ブランデル

王族である王家、大公家の守護を責務としている。

普段は王宮と大公宮におり、その防衛に当たっている。また、守護する対象が移動する場合にはその護衛につく。

王族の関わる行事の護衛も行なっており、王族の近くにいることが多いため、見劣りがしないように鎧はドワーフ族のみがしる製法で作られる金と銀を混ぜたような不思議な輝きを放つ鎧を身に着けている。


<王国騎士団>

『国家に忠誠を誓い、国家を守る者』

団長:ルーク・アステイオン

国家・国土の防衛を責務としている。

構成としては、王都を中心に東西南北の地方の防衛にあたる各方面師団(北方師団等)、ダルリア王国の主要都市である王都ルキアと公都シーキスの防衛にあたる王都防衛師団と公都防衛師団、有事に増援として派遣される緊急展開師団からなる。

普段の任務は国境線の警備と、防衛地区を絶え間なく哨戒し、時折発生する瘴獣を退治することである。

また、防衛地区内にある街や村の防衛責任も担っている。


<憲兵隊>

各都市や村に置かれている犯罪を取り締まるための組織。

王国騎士団との違いは、王国騎士団は国内の瘴獣と他国からの侵略に対応するのに対し、憲兵隊は国内の人の犯罪に対応する。


【国内の主な都市や地理】

<王都ルキア>

国内のほぼ中央に位置するダルリア王国最大の都市。

北端の小高い丘の上に王家の住まう王宮がある。

代表的な建造物は王宮の他に、王国騎士団の本拠地である大砦クラウストルム、大地母神マテルの大聖堂、元筆頭元老家であるブランデル家の大邸宅、中央の噴水広場にある時計台がある。

中央の噴水広場から東西南北に街道が伸び、国内の全ての道はこの街道の枝道となっている。


<公都シーキス>

王都の東にあるダルリア王国の第二都市。

ダルリア王国で大公位にあるグラウィス家が治める都市であり、公都の中央にはグラウィス家の住む大公宮がある。

元老家の一つサビオ家の長兄シリル・サビオもおり、大公アウロ・グラウィスの元で政治を学んでいる。


<観光都市リーフポート>

王都の西、ダルリア王国最大の湖であるリーフ湖の畔にある観光都市。

元老家であるサビオ家が領主を務める西方地区ボストラーゴ最大の都市である。

リーフ湖は避暑地ともなっており、夏場は国中から観光客が訪れ賑わっている。


<鉱山都市マウトサント>

王都の北方にある鉱山都市。

元老家の一つ、リウス家が治める北方地区最大の街である。

鉱山都市だが山があるわけではなく、小高い丘を下へと掘り下げている。近くにドワーフ族も住んでおり、ドワーフ族との鉱物を取引や、ドワーフ族からの加工品を買い取り交易品としている。



<港湾都市オーシャルカーフ>

クレアティオ大陸の南にあるカリフ海に面する港湾都市。

元老家の一つ、オルコット家が治める南方地区最大の街である。

漁業と海運が主な産業であり、都市同盟から陸路では難しい大きいものや大量の交易品をダルリア王国に運んでいる。

都市内には南方師団の砦もある。


<ヒリーフ村>

北東のアルデア帝国との国境付近にある小さな村。

十二年前のアルデア帝国のダルリア王国侵攻時に攻め込まれ、壊滅した。

現在はリーフ村跡地を残すのみ。

近衛騎士見習いルナ・コルの出身地。


<ラートゥムの森>

王都の西、リーフポートとの間にある広大な森。

西方地区ボストラーゴ最大の森であり、ダルリア王国全体でも二番目に大きい森。

森の深さはそれほどでもなく日が差し込むため昼間は割と明るく、森林浴に訪れる人も多い。


<妖精の森>

ダルリア王国の北東にある国内最大の森。

深い森であり、日はあまり差し込まず薄暗い。

中にはエルフ族の住む集落があり、森自体がエルフ族の管理下にある。そのため、人族の出入りは厳しく制限されているが、そもそもエルフ族の集落は結界で守られており、森のどこにあるかはわからない。


<リーフ湖>

王都に西にあるダルリア王国最大の湖。

流れ込む川は無く、湖底からの湧水を源泉としており透明度が高い。

魚も豊富にいるため、漁業も盛んでありリーフ湖で取れる魚は畔にある街リーフポートの名物である。

また、湖岸には砂浜となっている場所もあり、観光に訪れる者も多い。


<ワレーンス川>

ダルリア王国を南北に縦断する広大な川。


<ラーナ川>

ダルリア王国とセシル王国を間を流れる、国境線となっている川。


<カリフ海>

ダルリア王国の南方に面している海。

ダルリア王国と都市同盟の海運に利用されており、多くの船が行き来している。

南方師団の哨戒船が警備に当たっているため、海賊もおらず平和な海となっている。

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