兄妹?
またもやこんなものを投稿。
私は何がしたいんだろう?
「おい起きろ。朝だぞ」
「うみゅ~、もうちょっと~……」
ある朝の一ページ。
青年と少女は一室で話していた。
「ちょっと、って。どのくらいだ?」
「ぅ~……五分くらい?」
「そう言う奴は大体起きないんだよ。ほら、さっさと起きろ!」
「みゃうっ!」
青年が掛布団をはぎ取ると、剥ぎ取られ、ベッドで丸くなっている少女が可愛い声を出すが、そんなの関係なしに、青年は腰に手を当てて話し出す。
エプロンをしたその姿は、異様に似合っていた。
「ほら、起きろ!」
「みゅ~……わかったよ」
少女がベッドから起き上がる。
漸く起きたと、青年が安堵した時、それは起こった。
「ん……」
「っ――――! ちょっ、待て!」
「んゅ?」
青年が部屋に居るのも構わずに、少女は着替えだしたのだ。
その光景に、青年は即待ったをかけて、光の速さで扉に飛びついて外に飛び出す。
「は、ふぅ……危なかった……」
「――――何が?」
「ぉう!?」
扉に背を預けて安堵していると、少女の声が扉越しに聞こえてきた。
そのタイミングが絶妙だったために、青年は声を出して驚く。
変な声を出してしまったことに、少し動揺するが、直ぐに気を引き締める。
「な、何だ?」
「ん~? 何だか安心してたみたいだから、何をそんなに慌ててたのかな~、って」
少女が少し悪戯っぽくそう言う。
その声を聞き、青年は少し扉から離れる。
心の動揺を悟られないように軽く深呼吸をして、口を開く。
「たく……。お前ももう高校生だろうが、それなら男が部屋に居るのに着替えだすな。アホ」
至って冷静にそう返した。
「ふ~ん……。あれ、もしかして私が着替えだしたから慌てて出て行ったの?」
「なっ――――!」
青年は、どうやら動揺しやすいようで、そんな声を漏らしてしまった。
「あ、そうなんだ。“叔父さん”なら別にいいのに」
「アホ! 良い訳あるか!」
叔父さん……そう、この青年は高校3年でありながら、高校1年の少女の叔父なのだ。
青年――海東 聖の両親は、少女――海東 悠の両親が18で結婚した辺りで聖を産んだのだ。
その為、歳が全然離れていない、こんな関係が出来上がったのだ。
「はぁ……たく。じゃ、早く下りて来いよ」
「は~い」
そんな話をしながら、聖は部屋の前から離れて行く。
「……叔父さん、どうしたんだろう?」
本当に不思議そうに、悠はそう言っていた。
そんな、いつも通りな日々。
しかしその日々は、少しずつずれていく……。
「ねえ、聖さん。私のこと、どう想う?」
「俺、は…………」
複雑な関係が織り成す、ちょっと甘いお話。
近日公開…………………………出来る訳ないですw
読んで頂いた方々、真にありがとうございます。
まあ、連載なんて出来ないですよw
今は、ネギま!の連載に集中してますから無理ですね。
それでは~ノシ