表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プロキオン  作者: わさぎ
5/5

HEAVEN

 任務終了後の、のどかな話。

 俺達は、とにかく飲んで、食べた。

 

「肉が美味すぎるよ!」アンタレスはすごくパニクってたから、あんまりはしゃがないと思ってたけど・・・。

「美味い。これも美味い。あ、これも美味い」ベテルギウスは、いつもの性格を取り戻している。

「ふぁぁぁ~、疲れた~」


 俺達は今、自分の部屋で寝そべっている。

 テレビを見て、ゲームをして、好きに寝て、食べて、飲んで。

 

 まさに天国だった。


 でもヒマなので、なぜスター・イートになったのかを三人で話すことになった。

 まずベテルギウスが始めた。

「俺は、宇宙を飛び回りたかったのと、人の役に立ちたかった。だから、一石二鳥だ」

 アンタレスも始める。

「俺は、かっこいいし、憧れで、将来の夢だったんだ」

「へえ。子供のころからか」

「ああ」

「プロキオン、おまえは?」

「・・・・・・」

「おい」

「・・・・・・」

「別に言わなくてもいいけど」

「俺は・・・親友が、事故で大怪我したんだ」

「ほう」

「あいつはスター・イートになりたかったらしい」

「ふぅん」

「でも、怪我のせいで無理になったんだ」

「へえ」

「だから、俺が親友のためにやってるんだ」

「ふうん」

「でも、俺はスター・イートの仕事が嫌いなんだ」

「なんで?」

「だってさ、地球のために他の星を犠牲にするなら、人間が地球を破壊してるのと同じじゃん」

「確かにな」

「じゃあ、やめればいいじゃん」

「おまえの将来の夢はなんだったんだよ?」

「・・・・・・」

「なあ?」

「・・・スポーツ選手だ」

「じゃあ、スポーツ選手になったらいいのに」

「でも、親友と約束したんだよ」

「ああ・・・」

「俺は約束を果たす」

「そうか」

 

 二人は、もう寝た。

 俺も眠たいので眠りについた。

 ふう、次どうしよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ