武器屋
少し歩いた先にドアがあった、さっきまでただの洞窟だったところに
「やっぱりあった、とりあえず入ろ」
「わかった」
ガチャ
「ん、見ない顔だね、君新入りだよね、まあいいさ何でも売るよ、銃でも剣でも刀でも槍でも何でもある。ここにはね」
入った先には、だらだらしている店主とたくさんの武器があった
「というかまず先に、君名前は?まずその小さいほうから」
「わ、わたし?私はニオ。」
「じゃあ、大きい方は?」
「雪花だ。」
「まあいい、じゃあ何をご所望だ?銃?刀?」
「なんでもいい」
「なんでもいいじゃわからないよ、何か一つ選べ」
本当に何でも使える気がする、そのビジョンがなぜか浮かぶ、だが選ぶとなると、悩むな。
「悩んでるなら癖のある武器を紹介するぜ、まずこの鞭だ、私的には弱めだと思うが使ってるやつもいる」
「在庫処分ってことでしょ?要するに」
「ギクッ」
「じゃあ次は、大剣だこれは力、そう力こそがすべてを制する人に使ってほしい、君に合うんじゃないか?」
「もっと普通の武器ないの?雪花ちゃんの悩みが爆発するだけじゃん」
「文句が多い娘だね、正直私はこいつが欲しい武器を売りたいんだ」
「じゃあこれでいい」
そうして私が指をさしたのは、他とは違うオーラをまった刀だった
「それは!やめといたほうがいいぞ」
「なんでよ、雪花ちゃんが欲しいって言ってるんだよ?」
「少なくとも新入りが持っていい武器じゃない、多分君も振るうことができない」
「どういうこと?ちゃんと説明して」
「わかった、その剣は名前がないがいわば妖刀、使用者の命を吸い取る刀だ、しかも妖刀は人を選ぶ、もし気に入られなかったら、最悪死んでしまう。だからこそ売れないんだ」
「そうなのか、じゃあくれ、私は死ぬのが怖くない。」
「そういう問題じゃないだろ?どんな奴でも死ぬのは怖いもんだ。」
「いいや、もらっていく、この剣が気に入らずとも私がこの剣を気に入った。」
「じゃあわかった、握って振るってみろ、私は責任をとらん」
「いいだろう、じゃあそうさせてもらう」
「ちょっと待ってよ!」
急に彼女の声が店内に響き渡る
「なんでそんな話になってるの?命は大事だよ?だからダメ」
「いいや、いいんだ、正直お前がいなければなかった命だと思う、だからこそやらせていただく」
そう宣言し私はその妖刀を握る、その瞬間、私は謎の空間に飛ばされていたのだった