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機構少女0  作者: ずんだりんご
序章

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14/29

探索

私は首を片手にこの広い地下を歩いている。

「やはり広いな、ただの盗賊なはずなのにな。」

そんな疑問を持ちながら先ほど見た地図を頼りに奥へと進んでいく、私は今回は武器の性能を抑えられたらいい、なので多分すぐ帰れるだろう。

少し奥に行くと目的の部屋があった、目の前には硬そうな鉄の扉があった、この先には何があるのだろうか、そんな軽い疑問を抱え私は扉に手を置いたその瞬間私に悪寒が走るこの奥に何かがある、そんな悪寒を感じ私はすかさず戦闘態勢に入る、刀を握り一気に部屋の扉を開けた。

だがその先には一つの檻とたくさんの武器があった、なんだこの檻と思いつつ私は素早く任務を果たすことにした。

私はとりあえずその場にあったボウガンを撃ってみることにした

ビュンッ

と大きな音がし壁に突き刺さる

「このボウガン......威力が桁外れだ、普通のピストルよりは確実に威力がある、どんな改造をしたらこんなものが作れるんだ。」

そう思い次は隣にあった、弓のようなものを撃ってみた

バンッ

再び大きな音が鳴り響き壁に弾がぶつかる

「これは弓ではないのか?そもそも引かなくても打ててしまうし、何なら発射されたのは弓ではない、これを作った人は何を考えて作ったんだ?」

こんなことを考えていると一つの資料を見つける。

実験番号.01123

この試験体は失敗だ、素体はよかったのにとても残念だ。

とりあえず人さらいにこの子を預けてみようと思う、この子は光に当てなければ大丈夫だ、光とは基本的に人間がまぶしいと思う光だ、なぜ当ててはいけないかという話だが、この子はとても敏感で光に当たると暴れてしまうんだよ、そうなったなら何もかも終わりだ、処分するのももったいない、ドリボこれを受け取ったら布をかぶせ暗闇以外で布を取るな、絶対にだ。

資料を読み終わった私は後ろを振り向く、そうすると予想通り、私が開けた扉から漏れ出している光が後ろの檻に当たっているからだ。

「なんで、布を外したんだ!」

そう一言を漏らし、私はボスの首と刀を持ち一気に出口へと駆り出した、だが逃げた私を当然檻から出たモノが襲ってくる、

「チイッ、このスピードだと追いつかれる、どうすれば」

私はとりあえず、いろいろ試してみることにした、会話ができるのかとかどれぐらい狂暴か。

振り向き私は、この檻から出たモノに話しかけてみようとした、だがそんなことを行う前に気づく、これがもう人間ではないこと、そうして会話が不可能なことに。



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