地下室
ガチャン
大きな鉄の戸を開けるとその先には階段があった、少し長めの階段、この先に奴らのボスがいるのだろう。
この先を進むことにおいて心配なのは先が見えないこと、なので私はあらかじめ死体を階段から落としてから進むことにした、混乱と困惑を作り、そこに乗じて叩くその作戦で行くことにしたからだ、正直盗賊にほこりや信念があるとは思えない、結果的にボスさえとってしまえば鎮火し抵抗してこなくなるだろう。
「よし、行くか。」
そう呟き、こいつらの仲間の一人の死体を下に落とし、それより少し遅いぐらいの速度で私も下に降りて行った。
「案外長いな」
そこそこ長い階段を下がり、待ち受けていたのは、武器の貯蔵庫のような場所だったのだ。
「落とした意味がなかったな」
そんなことを思いながら、先へと進む。少し進んだ先に地下室の地図のようなものがあった、それを確認し私は考え始める。
直行すべきか、遠回りしていくべきか、はたまた上から掘り進むべきか、たくさんの択がある、その中でも私は敵とあまり遭遇したくないので、ダクトを進むことにした。
「よいしょ」
そう呟き、ダクトへと昇り、匍匐前進でダクトの中を進んでいく。
「えっと、ボスの場所は右かな」
次へ次へと進んでいく。
この施設案外でかいな、こいつら本当にただの盗賊か?
そんな疑問を抱きながら、進んでいくと
「あいつらとの武器の取引行ってくる」
「わかった、行ってこい」
あいつら?やはり人さらいとの関わりはある、見つかってしまったら、終わってしまうだろう。
少し進むと、私はボスの部屋へと近づく。耳を澄ますとボスの会話が聞こえてくる。
「はっはは、最近は奴らと協力してて、お金ががっぽがっぽだ!女もたくさん手に入ったし、俺はもうすべてを手に入れた!」
そんな会話が聞こえてくる、なんて下種な野郎だ、どこまでも腐っている、早く倒すべきだな。
私はそう決心し、静かに突入する。
ダクトから降り、奴の背後を取る。そして、刀を奴の首に近づける。
「なんだ!?お前は侵入者か?」
「情報をはなしてくれれば、助けてやる。情報を話せ」
私がこんな取引をすると、奴は命を大事にしているのか
「わ、わかった。何を話せばいい?」
すぐに応じた、なので私はこう聞く
「お前らは人さらいと関係しているのか?」
「ひ、人さらいとは、いつも取引をしている、そのおかげでたまに女とかをもらってるんだ。」
続けてもう一つ質問する
「なんの取引をしているんだ?」
「ぶ、武器を売ってるんだ。スタンガン、ボウガンとか、いろいろな武器を売っている」
「よく教えてくれた、ありがとう」
「じゃあ、助けてくれ」
「いいぞ。地獄に連れてってやる」
「やめろ、死にたくない!」
ジャキン
私はボスの首を切り、ギルドに首を持っていくことにした。
そうして、私はボスの首を持って、ドアからでて、歩き出す。
平然とボスの首を持ちながら歩いている私に部下はビビッていたし、反撃してくる奴は、予想通りいなかった。
準備が整ったので私はここを探索してみることにした。