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機構少女0  作者: ずんだりんご
序章

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12/29

盗賊

「ん、もう朝か」

まだ太陽が少し上がりきっていないぐらいの時間に私は目覚めた、それは朝早くに奴らの拠点に叩き込むためと、少し情報を集めるためだ、無策で行くにしては危なすぎる場所なので、そうすることにした。

みんなが寝ている間に私は小声で

「いってきます」

そう挨拶をし家から出ていくのだった。

「確か南西の小屋って言ってたよな、つまりこっちか」

南西のほうを向き歩き始める。

しばらく歩き続けそれらしい小屋があった、入り口に2人立っていてボウガンのようなものを持っている、そして言われた通りなかなかに小さい小屋があった、この下に地下室があるなら確認したい気持ちもあるが、今はまず下手に動けない。奴らの武器の性能も気になる、射程威力精度、そのすべてが高水準ならば、まず近づけない、なので私はある作戦に出ることにした

「フンッ!」

声を上げ敵に突っ込む、あいにくと奴らは眠そうなので、これに対応することができない。

「なんだ、あの女打て!」

ビュン!

ボウガンから出てはいけない音と速度が私に襲ってくる、だが適当に打った弾が私に当たるはずもなく、

「まず一人」

一人目を切り裂いた、地下室のやつに報告をしようとしていたのか、トランシーバーを握っていた。

そしてすかさず迷っている奴も

「そして二人」

刀を刺し殺した

これでとりあえず門番の問題はクリアした、次に侵入しなくてはいけない、そのことを考え私は奴らの制服を着ることにした、奴らは多分皆同じ制服を着ているだろう、着ていなくとも、こいつらが着ていた服だ、多少の時間は稼げる。服を着て私はドアに手をかける、だがその瞬間ドアの先から、殺気が漏れ出してくる、それを察知しドアから離れる、次の瞬間ドアに放たれる無数の弾丸。

「ばれてしまったか」

そう呟きとりあえずその場から離れる。その時中では

「死んだか?お前見て来いよ」

「わかった」

なんだ死体が転がっている、、

しかもうちの制服を着ていない、一般人が殺されたのか?けど門番はどこに、そう考え横を見るとうちの制服を着ている奴の手が見えた。そして俺はそいつを追いかける

「おい人を殺したなら、報告を」

「馬鹿な奴だ、まんまと引っかかるなんて」

「クソ、罠だったなんて、、、」

そうして三人目を狩る、その時奴のトランシーバーから音が流れる

「おい、大丈夫か?早く戻ってこい」

そんな声が流れてきた、だが返事する奴は誰もいない。返事する奴がいないなら、やることは一つ、こいつの安否を確認しに来るんだ。これを利用しとりあえず地上のやつは全員せん滅する。

「おい、って死んでやがる!みんなに報告しないと」

「できたらいいな」

グサッ

こいつを刺したてすぐに私は突入する、多分地上にいるのはあと二人だろう、そう踏んで急いだふりをし室内へと入る。

「おい急に連絡閉ざしてどうした?何かあったらすぐ報告しろと言ってるだろう」

そんなことをいう奴に近づき私はまず一人目を刺した、

「なんだこいつ、まさか、変装して!死ね!」

そして二人目が私の頭めがけて急いで弾を発射した、だがそれも予想済み、私はかがんでよけ、すぐに二人目にもとどめを刺す。

「とりあえず、地上は制圧か」

そう呟き、私は地下室へと向かっていくのだった

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