二章 32話《桜ノ息吹とお話》
「ギルマス~ 連れてきたよ」
「お!ご苦労!」
フードにギザの女性は部屋に入るなり勝手に座る。
「え~っと… 今はアンコでいいんだよな 久しぶりだな」
「そうだね お前も変わらずだな『ハルノヒ』」
ギルマスと呼ばれたスラッとした背が高いオールバックの男…ハルノヒがアンコに挨拶をする。
「アストマーチは二人の話が終わるまでこっちで遊ぼ~」
「まったく… 『マナノ』は仕方ないなぁ…」
「マナノじゃなくてマナお姉ちゃんでしょ」
「はいはい…」
フードにギザ歯の女性…マナノはアストマーチと雑談をする。
「それで…ワールドストーリーを進めるってのはどういうことだ?」
「そのまんまの意味だよ ちょっと頼まれたから進めるつまりでね… だからそっちから何人か戦えるメンバーとかを出してほしい」
「なるほどね お前が進めるってんなら期待はできるが条件がある」
ハルノヒが何人かの名前とレベルが書かれた紙を取り出す。
「このメンバーを出してもいいがまだワールドストーリーやるには弱いから… そっちで育てらんないか?」
「育てる…? 桜ノ息吹のほうがそういうの向いてるだろ?」
「それはそうなんだが… 最近はうちに入る初心者が多くて育成しきれないメンバーがいるんだよ そんでコイツらがそれってわけ」
アンコはなるほどと頷く。
レベルは妹達とさほど変わらない。
人数もその初心者を入れれば十分だと判断できる。
「わかったよ… コイツらを俺のところで預かるわ」
「それはよかった ワールドストーリーやるときになったらまた言ってくれ あと数人これに付属させる」
「おけおけ そんじゃ初心者達は後で俺の家に案内してやってくれ」
話し合いが終わりアストマーチとマナノがいる椅子のほうを見ると規制ギリギリな衣装を着るマナノと新しく貰った衣装を着るアストマーチが仲良く写真を撮っていた。
「アストマーチ!これは…でゅふふぃw」
「おち…落ち着け…… ここから先に耐えられヌフヒフォカヌポゥw」
見なかったことにしてアンコは出て行った。
「アンコか?」
桜ノ息吹の家から外に出ると声をかけられた。
「ん?こんなとこでなにしてるんだ?」
そこにはマツタケ侍がいた。
煙管を手に持ち下駄をカラコロと鳴らしながらゆっくりとアンコに近づく。
「いやさ、さっきまで街をブラブラしててな そしたら桜ノ息吹のとこからお前が出てきたのが見えて声をかけたんだ」
「なるほどね そういえば例のやつはちゃんと届いてたか?」
アンコはイベントのお詫びが届いたか心配する。
「届いてたぜ ほらよ」
マツタケ侍は手に持っていた煙管とは別に新しく煙管を取り出した。
「ほほぅ…これが」
「そうさ…これぞ喧嘩煙管よ!」
マツタケ侍が頼んだのは戦闘にも使える煙管、喧嘩煙管であった。
喧嘩煙管は装備者のレベルに応じて攻撃力が上昇する。
「これは… ハイカラですね」
「おうよ なかなかイカしてるだろ?」
マツタケ侍はニカッと笑う。
「おっと… ギルメンが呼んでるから俺はそろそろ行くわ」
「またな~」
マツタケ侍がカラコロと下駄を鳴らし行ってしまった。
「さて…帰るか」
アストマーチはと言うと…。
「んぁぁぁぁぁ!ダメだって!あぁ!」
「アストマーチ!?ちょっと!?」
マナノとの写真タイムで興奮しすぎて壊れていた。
「やべえ…もうムリだ」
そう言い残しアストマーチは倒れた。
今回はそこそこ早く書けました!
こういう話書いてる時が一番楽しいわ




