一章 27話《猫の悲鳴》
舞と†失羽の騎士†はアンコ達の話し合いが終わるまで暇なのでレベリングしていた。
「それにしてもやっぱりお兄って凄い人なのかな…?」
「だよね…運営とも繋がってるみたいだし… 私達とてつもなく凄い人達と仲良くなってるよね…」
そんなこんな雑談しつつ敵を倒していると…
「ン ニ ャ ー !しつこいにゃ!」
どこからか叫び声が聞こえた。
舞はその声に聞き覚えがあった。
「今の声…ニャーさん!?」
「ニャーさん…って舞が言ってたお兄に合いに来た人だよね…? いまの声からして何かあったんじゃないの?」
「そうかも… 心配だし行ってもいい…?」
†失羽の騎士†が頷く。
二人は急いで声のした方へ走った。
「くっ…きついにゃ…」
たどり着いたそこではニャイターは四人組にPKされそうになっていた。
「ニャッ!?間に合わない!」
相手の魔法が当たる直前ニャイターの目の前に大きな盾を持った竜騎士が現れ攻撃を防いだ。
「この竜騎士…たしかアンコの妹が使ってた…」
「ニャーさん!大丈夫ですか!」
舞がニャイターを心配して駆け寄ってきた。
「なんでこんなとこに…でも助かったにゃ!」
「それよりこれは…?」
「にゃぁ… 情報集めにウロウロしてたら襲われて…情報屋は狙われやすいから困るにゃ…」
相手は突然現れた竜騎士に少し驚いていた。
「なんだこの竜騎士… まぁ今さら増えたところで俺らに勝てるわけねぇよな?」
戦闘は避けられないような雰囲気なのは誰でもわかる。
二人は腹をくくった。
舞は味方のことを考えフールを呼ばず普段使い用の武器を構える。ここでフールを使えば攻撃としては強味になるが確実に守ってくれる人がいないので使えない。
†失羽の騎士†は大盾の竜騎士をそのまま護衛に置いて自分が操る用の双剣を持った竜騎士と戦力として盾とメイスを持った竜騎士3体を召喚して駆けつける。
「頼もしいにゃ…これならあいつらを倒せるにゃ!」
「…相手は何者かわかりますか?」
「アイツらは上位ギルドの連中にゃ… アタシは戦闘が苦手だから倒してタダで情報を得ようとしてるみたいにゃ」
上位ギルドと聞いて舞が驚いた。
上位勢との戦いは初めてなので緊張する。
「大丈夫にゃ!舞ちゃんに妹ちゃんなら既にアイツらより強くなってるにゃ!」
戦闘が苦手と行っていたニャイターも武器であるダガーとハンドガンを構える。
「わかりました… ニャーさんを信じます!」
そして戦闘が始まる…




