一章 22話《討伐の準備》
後方からの火球をアンコが盾で防ぎ攻撃がきた方向を見る。
「おやぁ?これは懐かしいメンツで集まってるな」
そこには袴を着た綺麗な男性が立っていた。
「さっきぶりだなマツタケ侍… それにしてもまだそんなハイカラな格好してんのか」
「うっせ これは俺の正装なんだよ」
マツタケ侍は手に持っていた杖をしまって近づいてくる。
「そんで?チーターがどうのとか言ってたな…聞かせろや」
マツタケ侍にも現状の報告をする。
「なるほどな…俺のギルメンがやられたのもそれだったわけか」
マツタケ侍が一人で行動してたのは既にチーターと戦闘した後だったからのようだ。
「作戦はあるんだろうなぁ?」
「もちろん お前が来たからこれで勝率は上がったよ…後はチーターの性能を調べないとだな」
チーターがどのようなチートを使っているかはまだわからないでいた。
「†失羽の騎士†の出番だな」
「へ?私?」
アンコは†失羽の騎士†に作戦の説明をする。
「…わかった やってみるよ」
「それじゃフェーズ1といこうか!」
「いやぁ~さすが兄貴は違うなぁ」
「その三下ムーブをやめろと毎度言ってるだろ」
チーターのギルドは二人参加、どうやらキャリーをしているようだった。
「…いるな 前方に10人か」
「チーミングですかね?兄貴の存在がバレてるんじゃ…」
次の瞬間、メイスと盾を持った竜騎士が10体で突撃してきた。
「モンスター…?」
チーターは慌てず対処する。チートによりクールタイムやMPを無視して魔法を連続で発動する。
「こんなもんか」
だが竜騎士は盾で攻撃を弾いていた。
「なんだこいつ… ただのモンスターじゃねぇな」
チーターが魔法を放とうとすると竜騎士はゆっくりと
後方へ移動する。
「なんなんでしょうかね?」
「…俺が知るかよ それより次が来るぞ」
次は杖を持った竜騎士が10体現れた。
そしてチーターに向けて魔法を放つ。
「くっ…!」
少しだけダメージエフェクトを出したがすぐさま魔法を撃ち返して竜騎士を全滅させた。
「兄貴!?」
「大丈夫だ …またか」
次は二刀流の竜騎士が現れた…だが今回は1体である。
「1体だけ…?それなら!」
しかしその竜騎士の動きは今までのとは違った。
攻撃を的確に避ける、攻撃を武器で受け流す。
「なんだ…?こいつプレイヤーか?」
しかし竜騎士は攻撃をしてこない。
しばらく攻撃を避けると走って逃げていった。
「兄貴… なんだったんですかね?」
「さっきも言ったが俺が知るかよ… だが警戒しとくぞ」
†失羽の騎士†が竜騎士の操作から戻った。
「お兄… どうだった?」
「上出来だよ よくやってくれたね」
†失羽の騎士†はアンコに撫でられて嬉しそうにしていた。
先ほどのチーターとの戦闘はマツタケ侍のスキルにより遠くから見ていた。
「盾で防げるしダメージも一応受けてるみたいだな」
「そのようですわね これなら…」
作戦を立てた…あとは動くだけである。
「とりあえず私のギルメンには今回は離脱していただいて運営にこれからの動きを報告してもらいますわね」
「すまないな… よろしく頼む」
これからチーターと戦うというのに五人の顔は笑っていた。
そしてチーター討伐作戦が始まった。
イベントも終盤になってまいりました!
チートはどんなゲームでも基本的には悪いことですので皆さんはやらないでくださいね!




