一章 15話《EXシナリオ-後編-》
今回はちょっと長くなってます。
ナラシと舞は素材を順調に集めていたがその一方でアンコとアストマーチはなかなか素材が取れず苦戦していた。
「これも全然出ねぇよ!」
1つ目の素材はなんとか取れたが2つ目の素材が出ない。
二人が担当してる素材は高難易度のダンジョンやレイドで入手する素材である。
「ぐぎぎ…頭おかしくなりそうだよ!」
「舞のためとはいえ… キツいな」
『二つ名』持ち二人なのでクリアするのは余裕ではあるが素材が落ちる確率が低いので何回も周回するしかない。
ダンジョンを高速周回すること60回目、ついに目的の素材が落ちた。
「出た!これでしょ!っしゃオラァ!」
アストマーチのテンションがおかしくなっているがゲームに支障はないのでこのまま次のダンジョンに向かう。
「次は… ここの隠しボスか」
隠しボス…特定の条件をクリアすることで現れるボスである。
「条件は俺とアンコなら余裕でクリアできるな まぁ素材落とす確率は…」
やってみればわかるとアンコはさっさとダンジョンに入る。
中は洞窟になっていて道がいくつもある。このダンジョンは入るたびに道が変わる不思議のダンジョン形式なので毎回ルートがわからない状態からスタートする。
「隠しボスの条件は…なんかオベリスク的なの全部壊すんだっけ?」
「そそ 全部で8個あるから探さないとだね」
二人は効率を考えて別行動することにした。別行動しているがここは高難易度ダンジョンなので本来こんなことしたら大変なことになるが『二つ名』持ちには関係ないようで敵を簡単に排除してそれぞれ進んでいく。
「~♪~~♪」
アストマーチは鼻歌を歌いつつ散歩でもするかのように蹂躙しつつオベリスクを探す。
少し歩くと開けた空間に出た。中央にはオベリスクがあるので破壊する。
「ますば1つ~っと… ギミックか?」
オベリスクを破壊したので次を探しに行こうとしたが道が塞がっていた。
上から岩が落ちてくる。それと一緒にデカい何かが落ちてきた。
「これはボスか?」
そこには通常よりもデカくて強そうなゴーレムがいた。
「ゴーレムね… 雑魚には飽きてたし楽しませてよね!」
「ぬー… うざったくなってきた…」
アストマーチがオベリスクを破壊していた頃…アンコは雑魚を引き連れてオベリスクを探していた。
後ろから雑魚に殴られていたがアンコのHPはほぼ減っていなかった。だが攻撃されるたびにエフェクトと音がしてウザかった。
「…だぁー!うっせぇ! 【ディフェードインパクト】!」
アンコはスキルを叫び盾で地面を叩くと雑魚が破裂して全滅する。
「スッキリしたー オベリスク探すか」
雑魚を掃除してまた探索を再開するのであった。
しばらくしてボス部屋前にて二人が合流する。
「鍵も開いてるし… さっさとやるか」
ボス部屋の扉を開けて中に入ると奥には王座のようなデカい椅子がありそこには巨大な球体人形があった。
「条件はクリアできてるね」
本来ここのボスは人型の銅像のようなボスである。条件をクリアすると隠しボスである球体人形が現れる。
部屋の中心まで移動すると球体人形の見た目が変わる。綺麗なドレス姿になりカクカクと不気味に動き出した。
「いつ見ても…」
「そうだな…いつ見ても」
「「良き!」」
二人の癖に刺さっていた。
「まぁ行動パターンも昔から変更ないし俺とアンコなら余裕よ余裕」
戦闘が始まる。
アンコが盾役となり攻撃を処理する。その少し後ろからアストマーチがライフルで攻撃する。
「アンコがいると作業になるな 安心して攻撃できるよ」
「それはよかった 俺もまだまだやれるってことだな」
アストマーチのダメージが高いからかヘイトがアストマーチに変わる。だがアストマーチに向けた攻撃も間に割って入ってアンコが防ぐ。
「やっぱお前の防御おかしいよ 1つもこっちこないじゃん」
アストマーチが言うとおりボスの攻撃はすべてアンコが盾で受けていた。
そんなこんなアストマーチが一方的に攻撃しているとボスのhpがなくなり光となって消えた。
「さて…ドロップは~なしっ!」
「仕方ない…もう一周するか…」
しばらくして集合予定の時間になったので二組は一旦工房に戻る。
「お疲れさん アンコのほうはどうだった?」
「んぇ?最後の素材だけがね… 出なかった…」
「…ごめんよ舞ちゃん」
申し訳なさそうに二人が舞に謝る。
「い、いえ むしろ手伝ってくれてありがたいですよ」
最後の素材は後で取ろうと話をしていたら†失羽の騎士†からアンコに個人チャットが来た。
「ん?なんだ… なんで!」
「どうしました…?」
「今から†失羽の騎士†がこっち来るんだけど…」
少しして†失羽の騎士†が工房の前にやってきた。
「お兄!これこれ!」
「なんでお前がこれ持ってんだよ…」
†失羽の騎士†が持って来たのは先ほど話していた最後の素材である【傀儡の核】であった。
「ちょっと暇潰しに素材集めながら狩りしてたらハルカさんに合ってさ そんで一緒にダンジョン行ってたら落ちたのよ」
「は?†失羽の騎士†ちゃんあのダンジョン行ったの…?」
何気なく言っているがそのダンジョンは高難易度ダンジョンである。ハルカが一緒とは言えそんなとこに行ってたことにアストマーチ達は驚く。
何はともあれ素材が集まった。これが意味することはEXシナリオの進行である。
「そんじゃァさっそく作ってみるといいさ 工房の道具は使ってくれても構わねェからな」
「はい… やってみますね」
工房をパタパタと走り回りながら素材を加工していく。
「終わりました…」
数分後、舞が完成したアイテムを持って皆のとこに来た。
「これは…なんだ?」
「鍵か?」
完成したのは小柄なアストマーチくらいのサイズの鍵であった。
「ナラシは何か知ってるか?」
「いや… ん?デケェ鍵穴なら知ってるな」
全員で工房の地下に移動する。
「これじゃァねぇかな?」
それはデカい扉を封印するかのように付いている錠前だった。
「サイズ的にもこれじゃね?舞ちゃんやってみてよ」
「はい…」
カチッ…錠前が外れる。
「やっぱこれか… 中はどうなってるのかな?」
皆で中に入ると大量の本と奥には杖のようなものがあった。
更新遅くてごめんね❤
許してちょ❤
ゲームが忙しいんだよ!俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!
とりあえず次回でEXシナリオも完全に終わります




