一章 14話《EXシナリオ-中編-》
ダンジョンの中は薄暗い廃坑のようで所々に鉱石素材が向き出ていた。
「今回の目的は… ボスの背中に付いてる【スラトナ鉱石】って素材みたいですね」
「あいつか… ボスは弱ェけど背中のクリスタルの採取が面倒なんだよな」
道中の敵も雑魚が多く楽に進んでいる。
しばらく進むとボス部屋の入り口に到着した。
「舞はピッケル装備しといてくれりゃァいいから」
言われたとおりに舞はピッケルに装備を切り替える。
準備が出来たので中に入る。
「こいつが… ボスですか」
見た目はデカいトカゲのようだが背中には硬そうなクリスタルが付いていた。
「【スラトナアイデクセ】ってェ名前のボスでな さっきも言ったけどあの背中のクリスタルが目的の素材になる」
舞はどうやって採取しようか考えていたがナラシが任せろと言って前に出る。
「おーい!トカゲ野郎ー!こっちだ…よ!」
ナラシはボスの後ろに移動してお尻を手に持ったハンマーで叩いた。
ボスが攻撃態勢になりナラシのほうを向く。
「よしよし… あとはちょっと離れて…」
ナラシがボスから少し離れて壁を背にした。
距離が離れたのでボスは突進をするがナラシはそれをギリギリで避けて壁に衝突させた。
「これでよしっ!舞!」
ボスが壁に衝突して横向きにダウンしていた。
これ見よがしにクリスタルが採取できる高さにあるので舞は採取を始める。
「こんな感じで取るんですね」
「ボスをコケさせるスキルがないとこうなるね」
雑談しながら採取をしていたがなかなか目的の素材が出てこない。
採取しててふと思った…ダウンがやけに長いのだ。
一回ダウンしてからずっとそのまんまなのでおかしいと思いナラシのいるほうを見る。
「ん?どうかしたん?」
「あ…いえ……なにも………」
ナラシが無言で頭をハンマーで叩いてスタンさせていた。
10分程背中のクリスタルにピッケルをぶんぶん振っていたら目的の素材がドロップした。
「あ!ナラシさん出ました」
「おっけェ!よーいしょっと!」
素材が取れたのを確認してナラシは豪快にハンマーを振り下ろす。それは頭に直撃しボスはダウンから起きることなく粉砕された。
「ナラシさん…凄いですね」
「ん?そうかい?まぁ『二つ名』持ちじゃァないにしろ一応は上位勢だからね」
そんなことを言うナラシに舞は驚く。またも凄い人と出会っていたのだから仕方のないことではある。
その頃アンコとアストマーチは…
「っだぁー!アンコ!これバグってるって!」
「うるせぇ!確率が低いだけだろうがよ!」
まだレイドを周回していた。
「何でこんなに出ないんだよ!…まさか運営が俺らに嫌がらせしてんのか!」
「運営そんな暇じゃねえだろ!おら!もう一周するんだよ!」
なかなか更新できてなくてごめんね!
毎週更新とかしてみたいよね…まぁ無理だろうけど




