一章 10話《ユニーク装備》
アンコとアストマーチは家でのんびり雑談をしていた。
「二人もなかなか成長してきたよな」
「だね… 思ってたより成長が早いよ」
初心者組の話をしていると…
「たっだいま~!」
扉を豪快に蹴り開け誰かが入ってきた。
「うぉわっ!?どちらさま!?」
「なになに!なんなの!?」
二人はビックリして扉のほうを見る。
そこには見たことないドラゴンを思わせる鎧を着ている人がいた。
「ふっふ~ん♪私だよお兄♪」
「†失羽の騎士†…?どうしたんだその装備?」
その正体に驚きつつとりあえず気になる装備について質問すると†失羽の騎士†の後ろから見覚えのあるフリフリの鎧が出てきた。
「やぁやぁ久しぶり~ この装備については私が説明するよ」
「ハルカ?なんでハルカがいるんだ…?」
ハルカは普通に入ってきて普通に椅子に座った。それを呆然と見ていた二人だがとりあえず説明を求めて座った。
「†失羽の騎士†とは少し前に出会ってね レベリングしてるとこに私が鉢合わせて仲良くなったのよ」
「はぁ… それで?」
「それで一緒に遊んでたら知らないダンジョンを見つけてさ
そこの攻略したら†失羽の騎士†がこのユニーク装備を入手したってわけ」
経緯を雑に砕いて説明する。
「なるほど… まぁダンジョン攻略はお疲れさまって事だが…」
「まさかユニーク装備を取ってくるとは… さすがはアンコの妹だな」
「お兄!このユニーク装備面白いのよ!」
†失羽の騎士†はテンションが上がりまくっていた。
「アンコ的にもこの装備はありがたいしビックリすると思うよ このタイプではもしかしたら最強レベルかも」
「そんなにか…? なら見せてもらおうかな」
そして四人は滅多に人の来ない狩り場に移動した。
「そういえば装備の名前は?」
「”ドラゴニカル・ライトナイト”よ」
「その名前からして職業固定か…」
ユニーク装備にもいろんなタイプがあり名前の最後に職業の名前がある場合はその職業でしか装備できない。
「それじゃいくね… 【竜騎・ナイト】!」
スキルを発動すると†失羽の騎士†の左右に15体の竜の騎士が現れた。
「ミニオンか…?しかもこの数は凄いな」
ミニオンとはスキルで呼び出される仲間である。戦闘の手助けをしてくれる。
「こんな感じで仲間を呼べるの 他にもいろんな種類がいて最大で30体までなら同時に出せるみたい」
「「30!?」」
アンコとアストマーチは驚いて声が少し裏返った。
「だから言ったろ?このタイプでは最強レベルだってさ」
「でもこれ指示が大変で…ハルカさんと練習したけど今は同時に10体が限界かな」
「いやぁ… これはヤバくないか?」
アストマーチが驚愕しつつアンコに言う。
「あぁ… これは少し慎重にやらないとな…」
†失羽の騎士†が何のことかわからず少し戸惑っている。
「あ~… やっぱりそうなるよね… †失羽の騎士†のそのスキルは今はまだ隠したほうがいいね」
「え…?なんで?」
アンコとアストマーチ、ハルカは少し話し合って問題をまとめて説明した。
「その装備は現状のこの世界では頭1つどころか3つくらい突き出てるかもしれないから… いまその装備のスキルを使うのなら制限をしないとマズいんだ」
「だね… だって今のミニオン召喚は最大で10だったからね…」
†失羽の騎士†がその言葉で自分の装備がいかにおかしいかを理解した。
「これは俺らの秘密ってことで…」
「そうだね もしもの時以外では…5体までの召喚にしとこうか」
「わかりました…」
滅多に人が来ないと言えど危ないのでさっさとミニオンを戻して家に帰る四人であった。
ユニーク装備… いいですよね~
特別な装備ってのはテンション上がっちゃいますよ
そんなこんなで†失羽の騎士†がエグい装備を手に入れたので必然的に舞にもなにか… それは後ほど乞うご期待!




