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RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~  作者: 相生蒼尉
第1章 『RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~』
30/420

30 鳳凰暦2020年4月17日 金曜日 放課後 小鬼ダンジョン1層のとある落とし穴付近


 いつもの場所で止まる。そして、ゴブリンたちに向けて、僕はマジックスキルの準備を始める。


「鈴木さん、ロープは?」


 岡山さんがいつものやり方との違いを見て疑問を口にするが、僕はもうマジックスキルの準備に入ったので答えられない。


 逆三角形の頂点に火、火、火、その中心に先に水、重ねるように風と、5つの簡易魔法文字を描く。


 ……ついてくるのは全部ゴブリンってことで。どうせ、この程度では死なないだろ? そういうレベルのはずだし。


 僕の中のいろいろなムカつきを清算するためにも、ここはひとつ犠牲になってもらいたい。


「フレイムボンバー」


 爆炎が通路全体を封鎖するように、前方のゴブリンへと向けて一気に駆け抜けていく。


 僕はさっと岡山さんを抱き上げると、落とし穴のスイッチを踏んだ。


 女の子一人を抱きかかえての着地は、かなり痛いが、ダメージは思ったよりも少ない。そのまま、隠し扉をくるりと回って、二人で隠し部屋へと消えた。これで、落とし穴は元通り。僕たちがどこに消えたかは、もう追えない。






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