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RDW+RTA ~リアルダンジョンズワールド プラス リアルタイムアタック~  作者: 相生蒼尉
第3章 前編 『RDW+RTA +SDTG(T―SIM) ~鈴木の育てゲー(育成シミュレーション)~』
110/420

20 鳳凰暦2020年4月22日 水曜日昼休み 国立ヨモツ大学附属高等学校・中学校内ダンジョンアタッカーズギルド出張所

累計ユニークアクセス25000人突破、お読み頂き、誠にありがとうございます!


 あたし――設楽真鈴は昼休みの平坂さんとのお弁当の後、ほぼ毎日、ギルドの武器コーナーにやってきている。


 それは、ここでモチベーションを高めるため。


 目の前の壁に掛けられて展示されているのはバスタードソード。なんと8万円。外のギルドだと10万円らしい。高校生に対する学割? みたいな感じだとか。2万円も値引きされてるけど、8万円でも高い……。

 でも、ショートソードよりも長くて、両手で持つこともできる。平坂さんが、あたしに合うかもしれないと、アドバイスしてくれた武器。


 いつか、これを手にして、ダンジョンで斬りまくる。そう気合を入れて、モチベーションを高めていく。


「……あなた、いつもバスタードソードを見てるわね」

「ふぇ?」


 なんか、美人な人、いきなり話しかけてキターーっ!


「1年生だと、まだまだ手が届かない値段でしょう? そんなにほしいの?」

「……あー、あははー、はい。ほしいです」

「そう。どうして?」

「えっと、クラスの友達が、剣道やってたあたしになら、ショートソードよりもこっちが合うだろうって、教えてくれて。いつかはこれでダンジョンに入りたいって、見てるだけでモチベーションが上がるので」

「剣道……そうね。ショートソードよりはずっといいはず」

「やっぱりそうなんですか! これがレンタルできればなー、とか思ってたんですけど、いつか8万円貯めて、絶対これでって、ますますそういう気持ちになりました! ありがとうございます!」

「そんな、お礼なんて……」

「あ、時間だ。じゃ、失礼しまーす」


 あたしはその場から離れて、教室へ向かった。


「レンタル……」


 ギルドの美人な人は考え込むようにして、何かをつぶやいてた。







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― 新着の感想 ―
[一言] レンタルできるようにすればある程度は解決しそうだけどこれからバンバン入ってくるからなあ
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