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転回点
「まずい! 格闘戦に持ち込まれたら! 」
吉田は背後に岩盤が露出した崖に押し付けられていく機体を持ち直そうとした。その時、銀色の鏡のようなものが展開してそこからの一撃が敵機を貫く。その一撃は『キュマイラ 』のパルスエンジンに強烈なダメージを感じた。
「伏兵だと! 」
そしてそのまま『キュマイラ 』は岩盤に押し付けられた。
「これで! 」
崖にめり込んだ灰色の敵隊長機をにらみつけるシャム。そう言うとサーベルを腹部の動力ケーブルが集中している部分に突き立てた。敵機は右手を振り下ろそうとするが、腹部を破壊されたことによる動力ユニットの不調で軽く払ったクロームナイトの腕の一撃に敵の機体はサーベルを落とした。シャムは左腕で頭部を握り締め、センサーを完全に破壊する。
そこまでしてシャムは突然クリスを振り返った。その表情は穏やかで、非常に落ち着いていた。
「危ないけど付き合ってね 」
そう言うとシャムは装甲版を上げて、コックピットを開いた。




