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決戦

『誘いをかけるのはわかる。だがなぜ支援を呼ばない。一機で十分とでも言うつもりか? 』 


 吉田は水中で機体を沈めたまま状況を監視していた。自軍の自走ホバーをハッキングしての攻撃をクロームナイトは楽に凌いでいた。しかも明らかに誘っているような後退を続けている。


『馬鹿だという情報だが、そうでもないみたいだな 』 


 東和の偵察機の映像でクロームナイトに対する攻撃の精度はもう5,6回は致命傷を与えることができる精度で行われていた。だが攻撃を仕掛けてもすべて回避される。


『そう言えば七騎士の展開するフィールドの中では時間軸さえゆがめることができると言うが、まさかそんなことは…… 』 


 その時クロームナイトは動いた。すぐさま吉田は『キュマイラ 』を浮上させる。水面が爆風に飲まれる。 


『そんなことができるなら、俺はとっくに落とされている。それとも! 』 


 そのまま相手の目を水面に釘付けにするために、友軍のホバーをハッキングして掃射を仕掛ける。

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