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持つもの持たざるもの  作者: スカイ
1/5

この世界について

この世には二種類の人間がいる。持つものと持たざるものだ。

地位や名誉だったり、金や女だったり、人によって想像する

ものはさまざまだろう。だが、この世界においてそれは一つ

しかない。それを持っているものは全てを手に入れることが

出来る。いや、手に入れている。それは「魔道具」と

言われている。魔道具を説明する前にまずこの世界について

説明しよう。それはいまから数百年前のこと。それは突然

やって来た。皆がいつも通りの生活をしている日本または、

さまざまな国の首都に突如として、「ゲート」と呼ばれる

ものが出た。それからは今まで存在しないと言われていた

ファンタジーの「魔物」と呼ばれるものたちが出てきた。

それはゴブリンであったり、ドラゴンであったり、本当に

さまざまな魔物が出てきた。当然、世界は驚愕した。

原因もわからず自分たちよりも何倍も強いものが、対話も

できず、人間を殺し回っているのだ。勿論。世界の国々は

さまざまな対策をとったがどれも意味がなかった。たしかに

銃や戦車と言った人間の叡知の結晶でゴブリンなどの

下級魔物と呼ばれるものたちは殺すことが出来た。だが、

ドラゴンなどの上級魔物などには効果が薄くなにより、

数が違いすぎたのだ。ただでさえゴブリンなどだけでも

大量にいるのに、そこにドラゴンなども少なくない数いるのだ。

それに、日に日に魔物の数は増えていく、それは、ゲートが

日に日に増えているからだ。

多くの人間がもう駄目なのだと、これは神からの罰なのだと。

世界の消滅を疑わなかった。そんなときだ。ある一人の男が

こう言った。いわく


「俺はゲートの中に入り、ゲートをクリアした。おそらく

新しいゲートが開かない限り大丈夫だろう。」


と、なぜ男がそんなことを知っているのか?

それは本当なのか?などの声もあったがそんなことより

なぜ、魔物がうじゃうじゃいるゲートのなかに入りなにも

持っていない男がそのゲートをクリアできたと言うのだろうか?

とそれが一番の問題だった。いや、それは嘘だ。男は一つだけ

武器を持っていた。それは、ひと振りの刀だった。

日本古来の武器であり、多くの日本人に馴染みのある武器だ。

実際男がゲートに入ったのは目撃されており、男が出てきた

時にそれに合わせるかのようにゲートが閉まっていくところも

目撃されていた。誰もが男が言ったことを信じた。そんなとき

男は言った。


「俺が持っているこの刀は魔道具と呼ばれる刀だ。魔物を

倒すには魔道具がなければいけない。俺は魔道具に選ばれた。」


と男は続けて言った。


「魔道具はさまざまな伝承や偉人などのしてきたことや

おこなったことを反映しているものであり、その功績や

元になったものの伝承により、さまざまな能力を発揮する

魔道具は使うものを選ぶ。人が選ぶのではない魔道具が

選ぶのだ。」


と、いろいろな人が最初、男の言ったことに、疑問を持った。

だが、日がたつにつれ魔道具に選ばれるものが増えた。

魔道具に選ばれる方法はさまざまだが、一番早いのは

ゲートに入り魔道具に選ばれることらしい。そう、ゲートは

魔道具が使用者を選ぶために出てくるものなのだと言う。

ならばすべてのゲートに魔道具があるのかと言うとそう言う

ことでもないらしい。どうやらどこに魔道具があるのかと

探すことも選ばられる条件なのだそうだ。この事があり、

世界は再び息を吹き替えした。今まで恐怖でしかなかった

ものが、実は力を手に入れるための試練だとわかったのだ。

どうせ、待っていてもいつか死ぬのだ。ならば、力を手に入れる

ために死ぬ。そんな人たちで溢れた。その結果、たしかに

たくさんの犠牲を出したが、そのぶん、ゲートが減り

魔道具という魔物に対抗できる武器を持つものが増えた。

その結果、魔道具を持つものは全てが手に入った。金や地位。

名誉や女だって思い通りだ。それを危惧したのは以外な人物

だった。それは、最初にゲートをクリアした人間だ。彼は

魔道具を持っているものたちが暴走しないように魔道具を

持つものたちが集まる組織を創ることにした。それが、

「日本魔道具協会」

だありとあらゆる魔道具の情報が年月がたつごとに増えていき

活躍をすればするほど情報が手に入る。また、さまざまな

魔道具を所持するものがいることで、さまざまな訓練が出来、

やる気があればどこまでも強くなれる。もともと魔道具を

持っているものたちは、力を手に入れるためにゲートに

入ったものがほとんどなのだ。それほど時間が経たないうちに

日本にいたほとんどの魔道具使いたちが協会に入った。以来

協会は全世界にでき、いまも魔物と対抗するための最大勢力

として存在している。つまり魔道具があればこの世界では

持つものだ。あっ、失礼俺の名前を言っていなかった。俺は

持たざるもの葵海人(あおいかいと)と言う。これはそんな

持たざるものだったしがない男の話だ。


























初投稿です。よろしくお願いします。



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