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ドラゴンレギオン〜龍の軍団〜  作者: マナルーク
5/7

五話 進化!

 案内役が、矢でやられてすぐに俺にも矢が飛んできた。俺は死を覚悟したが、そのとき相棒が身を盾にして俺を守ってくれた。

 だが、そのせいで、俺のせいで重症を負ってしまった相棒から思いが流れ込んでくる。『スキルを使って俺を進化させろ』と。

 俺は一瞬ためらったが、このままの状況では、必ず相棒が死に、次の瞬間俺も死ぬだろう。

 俺の…いや、相棒の為に俺は『進化』のスキルを使用した、次の瞬間相棒が七色の光に包まれた……賊もその光景に圧倒されたようで、相棒が光に包まれている間は、攻撃してこなかった。

 しばらくして、光の中から出てきたのは、七つの首を持つ巨大なドラゴンだった。確かその名は、 

      

     

     《七星龍・レインボードラゴン》

 



 レインボードラゴンは、ゲームでは一度しか登場したことがなく、誰ももっていなかった為、ある意味伝説上の存在だった龍だ。

 ゲームの設定では、普段は首は一つしかないが、戦闘時に限り、首が7つになり、それぞれが独立した意思を持って攻撃してくる。首の長さは約五メートル、胴体は三メートル、尻尾は八メートル程もある巨体な龍。

 倒すためには、七つの首と3つの心臓、そして魔核を同時に潰さねば即座に再生してしまうため、倒すのは容易ではない。

 つまり、最強の一角だよ〜(ゲームマスター)

 最後のは、ゲームマスターのおふざけだ。これには大分イラッときたから、よく覚えている。

 そんなことをしていると、賊も正気を取り戻し、矢を放とうと、したところで、相棒が七つの首を自在に操り、攻撃を開始した。色鮮やかなブレスが賊を襲い、鮮血が地面を彩っていく。

かろうじて矢を放っても尻尾ではたき落とされる。

 賊には絶望しか無かった。その絶望的な状況で賊は悟った。

手を出す相手を間違った、と。

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