一話 プロローグ
俺の名は三神零士。俺は今、『龍侵』とういう領土を獲得して龍の国の建国を目指すゲームにはまっている。というのも『龍侵』は、大量のドラゴンを従えて領土を奪い合う超大規模バトルアクションスマホゲームだ。どんなに育てたドラゴンでも、一度死ねばいなくなってしまう。蘇生はできないというハードな設定がリアリティがあると評判が評判を呼び、今では全世界でプレイされている人気ゲームだ。
「さーてと、今回も領土防衛戦成功したし、もうそろそろ寝るか。おやすみ〜。」
俺はベットに飛びこんで寝た。そして目が覚めると…白い空間に居た。
「おはようございます。零士様」
後ろを振り向くとそこには執事姿の男性が居た。「お前は誰だ?!そして此処はどこだ?!どうなっている?!」俺は混乱した。だって
目が覚めたら知らない空間にいて、執事姿の男が話しかけてくるのだから。これで混乱しない方がおかしい。
「これから説明いたします。貴方にはこれから鋼月という世界に赴き、とある王国を救ってもらいます。」
「待ってくれ、俺は何の力も無い一般人だぞ。そんなこと言われてもできるわけがない。」
「心配ご無用です。この本の中からスキルを5つ選んいただきます。そのスキルで王国を救ってください。」
渡された本を開くと様々なスキルがあった。〈テイム〉〈無敵〉〈進化〉〈王国剣術〉などなど、様々なスキルがあって暫く悩んだ結果、〈龍・竜騎乗〉〈龍・竜育成〉〈空間魔法〉〈龍・竜進化〉〈龍・竜装備ガチャ〉の5つを選択した。理由は単純だ。『龍侵』みたいな軍団を創りたい。それだけだ。
執事のような男に決まったことを伝えると、俺の足元が光って、俺の意識が遠のいていった。
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