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第十四話「プチ患者会」

プチ患者会をすることになった707号室。

洗先生「診断されて、気になることは何ですか?」

笹夫「仕事のことが・・・」

笹香「食事かな?」

笹郎「薬のことですね。」

アヒ留「みんなバラバラ笑」

洗先生「順番にいきましょう。まずは薬のことから。」

ササ「基本薬が5-ASAですよね。それ以外には、ステロイド、免疫調整剤、生物学的製剤があるんですよね。」

洗先生「そうですね。潰瘍性大腸炎では、大きく分けるとその4つですね。」

笹香「お母さん、すごいじゃん。」

ササ「そう?お父さんが調べてくれたからよ。」

洗先生「薬以外の治療法としてCAP療法という血液から炎症を起こす物質を取り除く治療法もあります。」

笹夫「へえー。僕はステロイドを使い始めたけど、いろんな治療法があるんだなぁ。」

笹香「私は5-ASAを飲んでるよ。」

洗先生「1人1人に合った薬を選んでいくことが大事です。」

笹郎「最近、飲む生物学的製剤のような新薬が出たそうですが、今後も新薬は出ますか?」

洗先生「そうですね。日夜研究が行われているので、これからも新薬が出てくるでしょう。」

笹夫「ちなみに先生は何の薬を飲んでるの?」

洗先生「あ、ああ。5-ASAで試しています。」

笹夫「そうなんですね。」

洗先生「そろそろ食事の話に移りましょうか。」

笹香「低残渣ていざんさが基本なんですよね?」

洗先生「そう。低残渣というのは脂質と食物繊維を抑えた消化のいい食事のことですね。」

アヒ留「クローン病は栄養療法って言って、脂質のほとんどない特別な栄養剤を飲んだりするんですよ。」

笹夫「具体的には何を食べたらいいんですか?」

洗先生「笹夫くんの場合は重症だからまずは絶食して点滴だね。」

笹夫「えー。まだ絶食ですか。でも、薬が効いて、良くなったら?」

洗先生「お粥からかな。」

笹夫「やっぱりお粥かぁ。」

洗先生「先生もお粥だから。」

笹夫「あ、そうですよね笑」

洗先生「卵やとうふ、白身魚。お肉は鶏のささみやムネ肉は消化がいい。」

ササ「野菜はどうですか?」

洗先生「繊維の少ない野菜を茹でたりスープにしたり柔らかくするといいですね。詳しいことは退院前に栄養相談を入れますから、そのときに栄養士さんから聞いてください。」

笹夫「え!生野菜はダメなんですか?」

洗先生「うーん。基本は火を入れて柔らかくした方が消化にいい。」

笹夫「うわー。サラダ食べられなくなるんだ・・・。」

ササ「笹夫は野菜ばっかり食べる子なんです。」

洗先生「なるほど。野菜ジュースはいいですよ。」

笹夫「野菜ジュースも好きだけど・・・。」

洗先生「潰瘍性大腸炎は寛解すれば基本的に何食べてもいいと言われてますから。」

笹夫「そうなんですか。良かったー。」

笹香「お兄ちゃん、またベジタリアンになれるね!」

笹夫「う、うん。」

笹郎「あの、カフェインはどうですか?」


次回いよいよ最終回。

カフェイン、笹夫の大好きなあの「多いお茶」は飲めるのか?

そして、仕事は?


つづく


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