表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傘華 -黒き糸-  作者: 時谷 創
17/26

第16話 地下

吸い込まれそうな闇が続く階段に、

怪異に慣れている俺でも息が詰まりそうになる。


「琴音。俺の後ろに隠れつつ、階段の先を見てもらえるか?」


「ん」


琴音が小さく頷くと俺の背後に隠れた状態で懐中電灯で照らし、先の方に目をやった。


「特に何もない」


「OK。それなら降りても大丈夫そうだ。

 響、琴音と沙耶ちゃんは必ず守るから俺に任せてくれ」


響に親指を立てて、大丈夫と合図を送る。


響がそれに小さく頷くのを確認すると、

俺は琴音に懐中電灯で照らしてもらいながら、ゆっくりと階段を降りていった。


琴音の盾となり、警戒しながら地下へと降りて行くが、

今のところ闇蜘蛛の気配や障害物になるものも特になかった。


その後も何事なく無事地下室へ降り立つと、

地下室の見取り図を出して確認する。


廊下がここから正面に伸びていて、左側に部屋に行くための扉があり、

中に入るとその奥には、もう1つ部屋があるようだ。


「琴音、正面の廊下に何か見えるか?」


「……何か線のようなものが、2本だけ見える」


侵入を知らせるために、闇蜘蛛が糸を垂らしているのだろうな。


「場所はどこにある?」


「誠の1歩歩いた先、頭くらいの高さ。もう1つは扉の手前、私の腰の高さ」


俺の頭の高さなら屈めばいいが、2本目の琴音の腰の高さはやっかいだ。


「とりあえず手前の糸を屈んで通り抜けよう。

 その後は扉より幾らか前でストップだ」


「分かった」


まず1本目の糸を通過するため、中腰になって歩き、

琴音が「良い」と言う場所で足を止める。


琴音は身長が155cmほどなので、屈む事なくスタスタと歩いてきた。


ちなみに俺は身長が173cmで、響は175cm超と言った所だろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ