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僕は、君のヒーローになる。  作者: ブラックキャット
第3章 魔法世界に狂わされた少女とある1人の男と千武族の戦い。
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貴方の魔法こそが史上最強

休暇まで18ページ、感想お願いします!!(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)


  そろそろ武器がパトラの元へと戻ってくる。そこからがジスタ達にとって踏ん張り時だ。今、博士を縛り付けているヨーヨーは、持ち主が離れたら、自動的に、

 戻るのに数十分は、かかるのだ。

「パトラ、何をボッーとしてるんだよ?もしかして武器を忘れたなんて、言わないよな」彼にそう言われ、パトラは、動揺し始めた。

「ケン?言い訳がましいかもしれないけど、いきなり手を引かれて、ここに来たのよ!忘れて、当たり前よ!」

「はぁ!?ヨーヨーだったら引き寄せたら、いいだけだろう!」

  ケンは、パトラと向かい合わせになり、火花を散らしていた。

「落としたの!ポロって!仕方なく無い?」

  どっちとも引かず、彼らの喧嘩は、治まりそうにない。

「嫌、仕方なくは、ないだろうよ」ガンッ!ユージンがケンの頭部に殴りを入れた。「痛っ!?なんだよ。ユージン」

  「痴話喧嘩してる場合じゃないだろ!パトラ?戦えるのか?」

  彼らを引き剥がし、ユージンは、怒りを露わにした。

「あたしは、言霊術で十分よ」 パトラは、不服そうに仁王立ちして、そう呟いた。

「じゃあ、それでいい...急に喧嘩しないように」

  ふと、ケンの顔をみたら不服そうな顔をしていた。彼の気持ちは、わかるが、

パトラを叩こうとすれば、ユージンの命がないだろう...。


 *****

  なぜか、パトラは、自分の武器を忘れてる。よっぽど慌てて去っただろう...でも、それが良かったかもしれない。博士を縛り付けているものは、いずれ、持ち主の元に戻る。それまでに息の根を止めなければ...。

  ジスタは、生唾を飲み込み、杖を握り締めた。

「あのお姉さん、武器を忘れたみたいね。いい気味ね!絶対に困ってるはずよ!」

  アイラは、ニヤニヤと笑い、パトラの事をまるでコケにしていた。

「嫌、そんなに困ってないと思うけど...彼らには、術もあるし、大丈夫だよ」

 ラブリーは、落ち着いた様子でアイラを見つめていた。

「信じているのね、汚らわしいわ」ラブリーの言葉をアイラは、気味悪がっていた。「何ですか?俺達が目指してるのは、共存です。協力して戦うのが、当たり前でしょ」 ジスタのその言葉を聞いた瞬間にアイラは、笑い声を張り上げた。

「アハハハハ!仲間とか馬鹿らしいわ。貴方達!ただの科学者とか思わないでよね。ここがあたしの武器よ」

「バイオテロでもするつもりですか?」

  ジスタは、適当に言ったが、どうやらアイラは、図星みたいだ。

「なっ、なんでわかったのよ!」

「俺の揺すりにアイラ博士は、すんなり、のってくれるので嬉しくて仕方ないですね」彼らは、目を合わせ、互いに頷いた。逃げ遅れたオーク達と博士2人を相手をしなきゃいけない。恐らく毒関係の何らかの攻撃を仕掛けてくるはずだ。

 一応、ヒルアに解毒剤は、山程、貰っているが、対応できるかどうかだな。 そう考えるとジスタの顔は、険しくなっていた。

「アイラ博士、お前は、いちいち相手をするな!それよりもこのヨーヨーを何とかするのが、さっきだろう」博士は、相変わらず、縛られ、苦しそうにしている。「忘れてたわ。ハサミで切れるじゃないの?」

「あなた、絶対にバカでしょ。強固な糸がそこら辺の道具で切れると思ってるですか?」 ジスタがそう言うと、アイラは、強くこう言い放った。

「下民の武器の事なんて知らないわよ」

「貴方でも知らないこともあるんですね」彼の嫌味も毒舌もキレキレでラブリーは、安心するが、そんな場合では、ないだろう...。

「水の神ウンディーネよ!我の声に答え、この者達に水の脅威を知らせろ!アクアダイビング!!」 水は、敵、味方関係なく、押し寄せた。、

「ラブリー、流石です!スフィアバリア!」

  ジスタは、水に逃れるため、そう唱えた。透明な球型の壁に包まれ、彼らは、浮いていた。このタイミングでヨーヨーは、博士から外れ、パトラの元へと戻っていった。解放された博士は、どこから出したのか、フラスコを何個もだし、何らかの液体をばらまいた。アイラは、魔法で巨大な岩石を目の前に立ちはばかせ、難を逃れていた。オークは、大多数が溺れ死んだが残るは、博士2人とそこらじゅうに

燃え盛る炎か...。「それは、マジックアイテムかなんかですか?」ジスタの問いに博士は、うなずいた。1番厄介なのは、この博士なのかもしれない。

 ジスタは、自分の策通りに思い通りにならない程、心が踊って仕方がない。

全く、策がない訳でもないが、カードは、多ければ策士の腕が問われる。彼が疼くのは、当たり前だろう。「貴方は、何を目指して科学者になったんですか?白魔王様の奴隷になる為ですか?」

「そんなの違うに決まってるだろ!俺の研究で世界を変えられると白魔王様に言われたからだ」博士は、強い口調で迷いは、微塵も感じなかった。

「世界を思い通りに白魔王は、これをよく口にしてました。俺は、ずっと、この世界に疑問を持ってました。こんな独裁政治に何故、誰も異を唱えないのか」

 ジスタは、博士を睨んだ。

「国民が白魔王様を信じているからだろう?」

  博士の声が震えている、散々、白魔王に脅されたんだろう。

「恐怖によって支配されてるとは、思わないですか?貴方とアイラさんなら怖いほど分かってると...」

  ジスタがそう言うと、博士は、首を横に振った。

「もう引き返せない、白魔王様は、関係ない!俺達が全部、前に出て、やった事だ。」「そうですか、じゃあ責任取ってくださいよ」

  ラブリーの魔法が解け、水が引き始めた。ちょうど今、博士は、毒が効き始め、地面に血を吐いていた。「責任?なに馬鹿なことを言ってるんだ?今、帝国の力を見せなくて、いつ見せるんだ?」

「何を企んでいるか知りませんが、他国と戦争する気ですか?」ジスタは、蹲っている博士を見下ろしていた。「あちらの出方次第じゃ、そうなるだろうな」

「じゃあその前にこの施設を破壊します。もう二度と作れないようにデータも全部壊して再起不能します。」ジスタは、そう言うと、博士は、震えていた。

  彼のことを怯えているのか...。

「君には、関係の無い事だろう」

「白魔王様の事だから見境なく虐殺するでしょ?それが嫌なだけですよ。だから、あの人の策略通りなんて、させません」

「あるお婆さんは、言った。貴方がどんな困難にあっても武器がきっと味方してくれる。それは、杖でも(ツルギ)でもあなたの魔法こそ史上最強...」目を瞑り、ラブリーは、魔法を唱えた。ポイズンナイフの集中砲火を浴びさせた。

 効能はただの催眠だ。でも、時間稼ぎには、なるだろう。


 *****

  ある森の小さい家からPCの機械音が聞こえ、アナウンスでこう言っていた。

  国際科学機関機密情報、消去完了···。

「上手く行きました。後は、施設を破壊するだけ」

  ルビアとジロンは、PCと向かい合い、真剣な面持ちだった。

「そうだな、ルビア」

 ─ドン、ドン!と激しく物音が聞こえ、彼らが振り返ると白魔王がいた。

「突き止めたわよ、ジロンとルビア?」聞き慣れてる声にジロンは、震え上がる。

  彼らには、逃げ道すら、用意されてないのか...。


 次回に続く。







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