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僕は、君のヒーローになる。  作者: ブラックキャット
第1章繰り返す日常で変わる覚悟。
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金髪の少女

皆さんの沢山のご指摘とご褒め頂き、大幅改稿期間に

入ります。またかよとは、思われるかもしれませんが

作者が未熟な為なのでご了承ください(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

これからどんどん、作品は、良くなるように

頑張りますので、応援してください。


 彼女にとって真っ暗で大事な人が一人居るだけの世界だった。身を潜めて、

 黒いフードを被り、町に出かける。それが日常だった。

 なぜ彼女は、姿を隠さなきゃいけないのか...事は、10年位まで遡った。


 ✿✿✿✿✿✿


「貴方は、綺麗な金色の髪をしているわ、将来は、きっと綺麗で強い女の子になるのよ」


 その言葉は、彼女にとっていつも言われていた言葉で何よりも大好きだった。

 その頃の言葉達は、甘い果実のように甘く優しくて、思い出す度に何度も笑顔に

 なれた。しかし、それは、子供まで話。ある日突然、それは、絶望を引き起こす

 言葉に生まれ変わっていた。

 それをきっかけに悲劇は、起こされた。それからそれは、我が物顔で彼女の故郷を壊していった。


「貴方達は、あたしを苦しめた。抗えないようにゆっくりと苦しめてあげる。あたしの世界では、反逆者は、許されないの。だから貴方達がこの世界で生きていく事を絶対に許さないわ‼」


  そいつらは、黒いフードを被っていて、顔が見えない。でもこのこいつらは、

 突然、村に来て住人も子供も大人も見境なく虐殺していったんだ。そして彼女の両親もこいつらに殺された。

  子供のあたしでもこいつらは、悪だと判っている。 大事な人や場所を奪われる気持ちが分からないこいつらが何者かは、当時の彼女には、分からなかった。

 そしてあの時の彼女は、殺されるはずだった。彼女は、死ぬ覚悟は、もうとっくに出来ている。なぜならば、行く先には、両親がいたからだ。

 ──大丈夫、今すぐに迎えに行くからねと彼女は、目を瞑り、銃口は頭に当てられて、撃鉄を穿つ音と共に意識は途絶えた。そして村は、燃やされ、その場所にあった生活の跡全てが、まるで何もなかったかのように消えてなくなった。


 □■□■


  十年後──

 ホワイトキング王国、ホワイト都市に位置するギルドワールドプロジェクト訳して『ワープロ』。表向きは、宿屋を営んでいるがこのギルドは、裏稼業として主に人探し、魔物討伐等を斡旋する、知る人ぞ知る便利屋だ。

 そう、なんちゃって宿屋だ。

 ギルドの中で大声を上げる強面の不思議な男がいた。

「おい、ユージン!今日は、空いてるよな」


  彼は、マスターでコクという名だ。大柄で普段は、白いローブを纏っていて、

 サングラスで強面だけど実は、穏やかで優しい人だったりするのだ。


「空いてるけど、なんかあったの?」すぐさま振り向き、彼の問いかけにユージンは、答えた。


「テロがあったんだよ。犯人達は、どうやら魔法使いだ、しかも上級らしい。

 気をつけろよ」

  マスターは、そう言って、肩を軽く叩いた。多分、あの事を心配しているのだろうなとユージンは、考えを巡らした。

「大丈夫だよ、剣があるからな」

 そして引き抜き、キラリと切ッ先が輝いているのを自慢気に見せるがそれを見るなり、マスターは、何故か呆れた顔をしていた。

「剣でいけるならな。もしお前が魔法を使うとドカーンとこの辺りが木っ端微塵になっちまうぞ。ていうのも、実は、犯人達は、街で暴れてる。問題は、起こすなよ」マスターにそう言いながらデコピンされ、痛くて仕方がない。

 ちょっとわざとらしく悶絶してみるが無視をされた。そうユージンは、魔法が

 どうも苦手だ。マスターの言う通りで加減が出来ない。 

 でも破壊力には、自信は、あるが、それじゃだめだ。


「そんないつも、爆発するかよ」

 ユージンは、ちょっと腹立ったのかマスターにそう言い返していた。


「何言ってるんだ‼いつも爆発してるだろ‼この前もお前の魔法で建物を破壊しただろ」

 ぎゃあぎゃあと耳元で怒鳴られたから鼓膜が痛い。

「あ、あれは、ちょっとずれて外れて、たまたまそこにあった建物に当たったんだよ!」

 ユージンは、なんとか、そう誤魔化そうとしたが、みるみるとマスターの顔が

 険しくなってきた。


「――結局建物に当たっているだから、おなじだぁぁぁぁ‼」とギルド中に

 マスターの叫び声が響き渡った。

 ✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿


 テロが勃発している地域はホワイト都市から2キロ先の王宮がある城下町だ。

 よりによってこの場所を選んだ。よっぽど国に目をつけられたいのか、それとも馬鹿なのか。別にどっちでもいいが、そいつらがやってる事は、気に食わない。

 それだけだ。 

 関係の無い罪もない人に危害を加えて何がしたいのか分からない。空挺バイクで駆け抜けていき、テロ現場に着いた。

 銃声は、あっちこっちで聞こえるが政府側の魔法使いがどこも見当たらない...

 テロに気づいてないのか、対応が遅れてるのか?そんなことは、ないはすだ。

 なぜならば、この国の至る所には、監視カメラや見張りのロボットがいる。

 つまり、監視社会だ。

 息苦しくて仕方ないがそれがこの国のルールだ。

 どうなるか分からないから、逆らわないし誰も何も文句を言えない。


 ──表向きは、民主主義で言論の自由がある。でも王のことを侮辱するのも

 良からぬ噂を流すのも許されない。もし、やつにとって、不利益な事を報じられたらその組織ごと消される。

 皆、分かりきっているから、逆らわない、声も上げない。どうしようもない。

 この独裁政治に反する奴は、武力で立ち向かなわきゃ相手にもしてくれない。

 民主主義とは、なんだろうか。ユージンは、疑問に思っていた。

 その反逆者達は、声を聞いてもらう事すらない。何故ならば発される前に殺されたからだ。民衆の前で肉片にされ、悲鳴をあげて、遺体は、海へと投げ捨てられる。逆らったら、こうなるとまるで言ってるみたいだ。

 だからテロ組織は、勇者だと言われている。 奴らは、人々を殺したりはしないが、脅して、声を上げる。それだけだが、たまに過激派がいるんだ。

 でも、彼が止めなきゃ、政府側の魔法使いが来て組織ごと木っ端微塵だ。

 歩いてるうちに街の中心部に着いた瞬間に少女の悲鳴が聞こえて、彼は、声を

 頼りに駆けつけた。

「キャアァァァァァァ!」

「声を荒らげる前に人の迷惑を考えなさい。いくらだってあるでしょ。テロなんて起こしたって動いてくれないわよ」声の主の女の子は、金髪の少女の背中に隠れ、怯えていた。


「お前に関係ないだろ!こんな事をして、政府が黙ってる訳ないだろ」

 金髪の少女は、女の子を逃がし男達に木棒を向けた。


「アハハハハヒャヒャヒャヒャ」と高らかに笑っており、明らかに男達は、金髪の少女を馬鹿にしていた。だが、当の本人は、挑発に乗らず、木棒で円を描き、双剣と変化を遂げた。

 この世界で珍しい種族だ。たしか10年前に殆どのやつは、死んだはずなのに

 生きていたとは、奇跡に近い。

 ユージンは、その奇跡の存在に圧倒されてしまう。

「君は、千武族なのか?」と言ったユージンの言葉を無視して、金髪の少女は、

 男達の魔法をものともせずに華麗に交わしていく。


「…焼却!!」と呪文を消して、双剣は銃へと変わり、「死銃撃」と発した。

 瀕死に追い込むまで音は、止まらなかった。

 金髪の少女は、ユージンに向けて言葉を発した。


「あなたが何者か知らないけど、千武族は、この世界で有名な反逆者よ。つまり、犯罪者集団が生き残ってたなんて、知られたら命なんてないわ。見たところ魔法使いでもなさそうだし...今、見たものは、記憶から消しなさい」

 ユージンは、彼女の手を握り、持っていた銃を振り落とさせた。


「消さないし、忘れない。君は、騙されたな? 俺は、れっきとした魔法使いじゃないが、使えるだよな。そういう事だ」

 彼女は、険しい顔をして、ユージンを睨めつける。

「貴方、もしかして···」

 金髪の少女の問いかけに対して、そうだと頷いた。ユージンは、比較的に簡単な魔法で縛り付け、連れ去って行った。


 ──千武族、それは、千通りの武器を使いこなし、自由自在に変化させる。

 人間離れした身体能力と俊敏さを兼ね備えて最強の種族とされている。でも誰かによって殆どの者は、殺された。それを知るのは、この種族だけいつも真実を

 知っているのは、当事者達だ。

 他人の言うことなど想定でしかない。ユージンという青年は、真実を知りたい。

  ただ、それだけだった。綺麗な所をだけを見ても偽りにしか見えない世界じゃ

 何も信じられない。

 ユージンは、ただ、そう思うだけだ。


 次回に続く。






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