書き漏らしていたこととか色々
『レビュー内容になるべく固有名詞を書かない』
自分の場合(どうしても避けられない場合以外は)レビュー内にその作品特有の固有名詞をなるべく使わないようにしています。
理由は単純で、レビューに固有名詞を使うと初見の人を作品へ誘導する力が削がれかねない気がするからですね。
例えば
「ヒロインの故郷で再会することとなった主人公とライバルの会話が素晴らしかった」
が
「カレロサイで再会することとなったライナスとタロスの会話が素晴らしかった」
になった場合。
自分がそうなのですが、「どこ? 地名? 誰? 味方? 敵?」といった風に色々考えてしまってレビューに集中出来なくなってしまうんですよね。
とはいえ固有名詞や独自設定こそが作品の醍醐味で、詳細な意味が分からなくても興味を引けると確信出来るような作品であればそこを推すのは全然アリだと思います。
実際自分も「固有名詞が一個も分からないけど不思議と何が書いてあるかは分かる」とか「何が書いてあるかは分からないけどとにかく熱意を感じる」みたいな切っ掛けで読み始めた作品がありましたし。
というかファルシのルシがパージでコクーン的なやつもそうですが、この手の作品は分かりやすくしようと解説すると逆に面白さが損なわれかねませんからね……。
無難か特化か。
どちらも得手不得手があるし、どちらも上手く行ったり行かなかったりする可能性がある以上、結局は自分を信じて突き進むしか無いのかもしれませんね。
『「会心のレビュー」なんてそうそう書けない』
ここまで書いて来たことを心掛けつつ今まで多くのレビューを書いて来ましたが、その中で「これ以上の物は絶対に書けない!」というほど自分にとって会心の出来となったレビューは殆ど無かったと思います。多分両手の指で収まるくらいじゃないかな?
会心の出来じゃないから悪いということではもちろん無いのですが、どうしても大半のレビューにおいて投稿後に「全体のバランスのためとは言えあの要素を省いてしまったのは悔しい」とか「もっと上手く書けたんじゃないか」という悔いが残りがちなんですよね。
それだけに会心のレビューを書けた時の満足感は本当に凄かったですね。某所で書いたそんな会心レビューの一つにおいて、レビュー内の一文が書籍化時の応援文に採用されたのは良い思い出です。
まあそのレビューも含めた会心レビューは現在全て消えてますが。ガハハ。笑えよベジ〇タ……。
次の回で詳しく書きますが、レビューを書くことで得られる満足感もレビューを書く原動力となっているのかもしれない。