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045 エピローグ(ダイヤード5歳)

次回はここまでの人物紹介・追加版です。

楽しんでいただけると幸いです。

「もう。変なところで気を遣いすぎなんだよ」


 ダイヤードは口を尖らせながら、一人ベッドの上で独り言を言っていた。


『そうは言ってもだな。やっぱりこの体はダードの体だからな。本来なら俺は居ないはずなんだよ。そう考えるとどうしてもな』


 ダイヤードは困ったような落ち込んだような声が聞こえた。


「光輝はその考えが間違ってるんだって」


『何が?』


「生まれた時からこの体には僕と光輝の意識があったんだよ。もう二人の体だよ」


 ダイヤードは胸を張った。


『いやいやいや。お前がそれを言っちゃーダメだろ。体を乗っ取られるかもしれないんだぜ。もうちょっと危機感を持てよ」


「乗っ取る人はそんなこと言わないの! それに体の本人が良いって言っているだから、いいの!」


 ダイヤードは空中を睨みつけた。


『お前ホント目茶苦茶だな。まぁー細かいことは今後の話し合いだな。俺としては魔物との戦闘時を任してくれたらいいよ』


「王子に魔物と戦う機会なんてあるのかな? それにしても光輝は凄いよね。『掌雷』や『蹴雷』なんて考えられないよ。【地球】の知識があったとしても考え付かなかったよ」


「それは【イメージトレーニング】の結果だな。【地球】に住む男子は全員が魔法の使い方を妄想するんだ。この技が使えたらいいなーとか、俺だったらこんな技を使うとかな」


「あっ。【厨二病】ってやつだね。光輝はよく【銀行強盗】での女の子の助け方を妄想してたよね」


『お前…… 【厨二病】を卒業した奴にそれを言うのは、残酷すぎるぜ』


 ダイヤードは何故光輝が落ち込んでいるか分からなかった。


「でも、その妄想を叶えられる世界なんだよね」


『だな。『雷撃』なんて効率の悪い魔法を使ってるぐらいだからな。色んな魔法を実現してやるぜ』


「えーと。空気の電気伝導率だっけ? 空気より地面や水中のほうが電気を通しやすいんだよね」


 ダイヤードは知識を確認しながら言った。


『そうだ。だから格闘術か近接武器を使った術を習得したいな』


「剣術は絶対だけど、他といったら槍術かな。弓矢に雷を(まと)わせて射るのも面白いよね」


『おお。いいなそれ。絶対カッコいいじゃん』


「だよね。だよね。…… ただ全部を習得する時間がないんだよね。それに僕が習って光輝は使いこなせるの?」


 ダイヤードは小首を傾げる。


『そりゃー、知識は共有されるからな。夜ダードが寝た時にでも復習するから、その時だけ体を貸してくれ』


「フフッ。何時でもいいよ。まぁー、色々試してみたらいいかもね。でもオリジナルの武器で戦うのもカッコいいよね」


 ダイヤードは、光輝が体を借りることに前向きになったのが嬉しかった。


『そうだなー。金属製の【トンファー】とかカッコよくないか?』


「うわー。【厨二病】だー」


 ダイヤードと光輝のお喋りは止まることがなかった。


レミ「一章が終わりましわね」

ダイ「ここまで書けたことがビックリだよ」

レミ「いつの間にか長期連載になってますわね」

ダイ「最後の話の流れは考えていたんだけどね」

レミ「何でこんなに長くなってますの?」

ダイ「モブを深掘りしてたら、いつの間にか……」

レミ「メインになるはずの人物がモブになったりしましたものね」

ダイ「誰のこと?」

レミ「読者は皆分かってますわよ。宝石が名前に入っているのですもの」

ダイ「それが名前を考えるのが億劫になった要因なんだよ」

レミ「自業自得ですわ」

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