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異世界転生と転移。

 この少女、花のオタクJkの花路あきらは異世界転生をしてしまった。

 事の骨端は覚えている。私が寄り道をしてしまいコンビニで

 やっている一番くじをしていたのだった。

 問題はその後だ。時刻は午後7時で道も真っ暗な中で一人ぼっちの通学路。

 そんな気持ちを紛らわすために自分は今持っているf賞の景品である、

 推しではないハンカチを持って見えにくい道を通る。

 坂がある道だ、風が私を横切るような感覚が痛感がした。



鈍い痛みとともにブレーキの音が聞こえた。

自分が当たってしまったのであろう。

当たってしまったら最期。

死んでしまったら最後、私は存命している親や兄弟から

心底家にあった神棚に隠してあるを見つけるのも時間の問題であろう。

そう、同人誌に。

きっと神棚に隠してあったことでバチが当たったのであろう。

神棚じゃなくて妹のクローゼットにすればよかった。


と後悔のなかサイレン音と共に眠る。


海の中……私は光が見えた。私はその光を掴んだ。闇を掴んだ。

闇がある所に光がある。光があるからこそ闇との区別があるのだ。

固有名詞とはそういうものなのだ。


いつかの夢は転生して、容姿が前よりも綺麗になっていたいのである。

あとは世界というのはどういうものなのかどんな色でどんな匂いなのだろうか。

自分は何者なのか自分はどういう人物なのかと思いながら、

私は冷たい海が暖かく感じて私は眠った。



--------------------------------------------


悪役令嬢リース・アンジュールはアンジュール家の実質長女である。

そんなリースお嬢様の秘密は実は前世は日本人のオタクである。

簡単に言えば従順系キャラ或いは敬語キャラ推しの乙女ゲーマーである。


そんな彼女の心の中はこうだ。

異世界転生って本当にあるんだな。っっさいっっこう!!!!!!

いい意味も悪い意味も最高だな!!!と少し煮えきらない。

理由はこうだ。

なんせリース・アンジュールはとある条件をクリアすることで、

拷問マニアのヒステリックお嬢様になったり、

ヤンデレである公爵令息に結婚させられたりと主人公である

そうなったらもうこの人生は救いようがないのだ。

一応、父や母に修道女として働きたいと言ってはみたものの

親はあまりいい顔はしなかった。

そりゃそうだよねー。うちみたいな貴族階級の家にそんなこと

言う娘はいないもんね。わからんけど。

まあでも私は諦めない! だってせっかく異世界に来たんだよ?

こんなチャンス逃すわけにはいかないじゃない?

なので!!自分は欲を出さない、最低限で!!死なない程度の欲で!!

質素ある生活とドレスを着て小説を読みながらの

実質図書館の引きこもり生活をしていたのだった。


「お嬢様、失礼します。」と出てきたのはエドワード・レイヴン。

原作のゲームでは執事長である。

そんあエドワードの上にあるお盆の上には昼食だった。

もう、こんな時間だったのかと思い。時計を見る。

「12時。もう、こんな時間だったのね。ありがとうエドワード。」と

感謝の言葉を言い、昼食を貰う。

昼食は片手で食べられるサンドイッチだった。

中身もみずみずしいレタスとトマトにしょっぱさが癖になる生ハム。

じゃがいもにマヨネーズ塩分を控えめたきゅうりのポテトサラダだ。

どちらも美味しい。


「今日も美味しいわよ。エドワード。いつもありがとう。」とお礼を言う。

「いえ。仕事ですから。」と一言言い、

ふと用事を思い出したかのように、私に話す。

「お嬢様、わたくし

 実は用事で外出しなければならなければなりません。」

「……その用事とは。」

「新しく雇ったメイドを待ち合わせているのです。かなり田舎の方なので

 三分くらいでは帰ってはこれなさそうですが、ご了承ください。」

「いいわ、別に特製で大好物の夜食のトマトスープを

 一日飲まなくても、大したこと無い。」

と、ドヤ顔で言う。いや、嘘だけどね?

めちゃくちゃ飲みたいけどね?私トマト嫌いだったけどこれは飲めるの!!

でも、ここは我慢よ!!

すると、エドワードは呆れたような顔をして、

私を見つめていた。そして一言だけ言って立ち去った。

「ではリース様。これで。」

と言い図書館から出た。

そういえば、新しいメイドを雇うなんて原作にあったっけ??

…………まあ、モブだったら。別に気にすること無いか。と思い今日も私は片手に本を読みサンドイッチを食べた。

花路あきら(アキラ・ハナミチ)

ホムンクルスに転生。

アンジュール家のメイドになる。

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