第五話 神よ!何故天は二物を与えたし。
前回までのあらすじ。
サナ「なんで、私が話さないといけないのよー!逃亡」←ツンデレ
アーニャ「何。この人」
古来より神々は3人の賢者を遣わしました。
一人は勇者。これはまあ、ゆわずもがな。魔王を倒す切り札的存在。
二人は魔王。これは勇者や神々を殺す存在。
しかし、神々は悩みました。これでは勇者の怠慢によっては我々が滅ぼされてしまうと。
そして神々は勇者と魔王を両方を殺す存在を世に放ちました。
それが3人目。ひいては世界の希望になりました。名を神殺しと言います。
ここまで、来たら感の良い人なら気付くと思うだろう。
私は勇者ではないし。魔王は別にいる。
ということは必然的に神殺しになる。
「そうです。そして神殺しに課せられた使命は勇者と魔王の調定です」
ん?ちょっと待て。
私は勇者と魔王の両方に狙われるってことなのか。
「ああ。その辺は大丈夫ですよ。多少、変革は起きてますが、今すぐに命を狙われることは無いと思います」
うわー。
ないわー。
ということはあれだ。
多分、だけど、今は命を狙われることは無いと思いますよー。
でも、あなたの今後次第では、命を狙う可能性がありますよーって言ってるものじゃん。
後で勇者と魔王と神殺しの役割を変えるかもしれませんが。大まかなことは書きました。