表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/126

Side生徒会長1 改めてみると化け物だわ。

生徒会長視点。

「副会長。生徒会全員を緊急招集しろ」


「え?は、はい!」


それだけを言うと、私は生徒会室に戻っていく。

初めてだった。

あのダークエルフの少女を見て恐怖したのは。


「会長。生徒会メンバー全員集まりました」


「うむ。今日の議題はあのダークエルフについてだ」


本校内にダークエルフなどはあの少女以外に考えられない。


「えっと。あの入学試験に問題を起こした少女ですよね?」


「確か、校舎を半壊させたっていう…偶然じゃないのですか?」


校舎については翌日に直っているし、何も問題はない。

問題はないのだが、その少女に関してが大問題なのだ。


「いや。偶然ならば、彼女を入学させるという選択肢が思い浮かばん」


「会長の見解はどうなのですか?」


「あのダークエルフ。私に鑑定を使ってきた」


「な!会長相手にですか?」


周囲にどよめきが走る。

このことがどういう風にとらえるのは難しくない。

鑑定というそのもの自体が使える人が少ないのだ。本校でも数人。全世界でも指で数える程度だ。


「それで?結果は?」


「半分…いや。3分の2以上は見られたといってもいい。多分、校長の長話で全員の鑑定をしたと思うがな」


つまりは自分たちも見られたといってもいいという話だ。


「会長はどの程度の危険度だと考えていますか?」


「オーバーSSランクだ」


この世界ではSランクで校舎が破壊される程度。


「さ、災害級ですか!?」


いや。それすら生ぬるい。

あれはオーバーSSSランクだ。

ひょっとしたら、多少魔法を放つ程度ではびくともしないだろう。

彼女は学園創設以来の初めての唯一無二の天才児かもしれない。

それ故に危険も多いのだ。


「これは、勇者様に言葉をもらうしかないようだな」


「それから、校舎の強化と対策を風紀委員に依頼します」


「分かりました!」


これで、何とかなればいいが。

主人公が化け物すぎる?ナイナイ。

大丈夫だよー。無双はしてないでしょー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ