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プロローグ
プロローグ
死んだ。それもあっという間に。
何故か、知らんけど、大型トラックが突っ込んできてそれも何故か、電柱にぶつかって来て、その拍子に。
ぶちゃっと。
まるで、象が蟻を踏み潰すかのように。
まるで、人が蠅を殺すかのように。
まるで、ペットボトルをグチャグチャにするかのようにって、それは少し違うか。
歩いている僕のところに突っ込んできたわけです。
そこまではまだいい。いや。よくない。
運転手の怠慢!僕何も悪くないよねー。
「おおっ!?生まれたぞ!誰か、族長を読んで来い!」
何か言葉を発しようとしても、おぎゃあとしか言えない。この時点で転生確定。
そして、目を開けると、そこには。
「おおっ!よしよし」
耳の尖った女性と男性が見えた。
うん。異世界確定。一瞬夢かと思ったけど。こんなリアルな夢は見たことがない。
これが夢認定された暁には、僕は全世界を駆け回ってやる。そんな自負がある。
いや。ないけど。
そんなわけで、僕の異世界転生は何故かエルフの転生に始まりを迎えました。