一年生 3話
更新までかなり時間が掛かってしまいました。なかなか見て頂ける機会も凄く少なかったので、拗ねてました(笑)
久々の更新ですが、これが続くかは、神のみぞ知る世界で。
雪乃は思った。
「そうだ。メガネからコンタクトに変えたことだし、髪型も変えてみよう。」
御母さんに言って、美容室代を出してもらえるかな?
「雪乃!、また!?。こないだも「諭吉」一枚くらい使ってきたじゃない。」
雪乃ママが言う。
「美容室代、結構するし、またお金使うだなんて・・・。」
雪乃は説得に入った。
「御母さん、歓迎会とか送別会とかで一回「諭吉」使ってくるじゃない。けちけちしないでよ。こないだだって、派遣さん入ったからって歓迎会で行って、酔っ払って帰ってきたじゃない。それに、私が綺麗になるのダメ?」
雪乃ママは痛いところを突かれた。雪乃ママが行ってる(雪乃パパも同じ会社というか、パパは部長でママは子会社に出向してるため、会社のルールからは若干離れたところにいる。)会社は部署内に人が入ってくると金曜日の夜は歓迎会でお酒を飲む機会が多い。また、送別会も頻繁だ。
一回「諭吉」で済むならまだ安い方だ。酷い時には、直属の部下がそのまた部下に命令して、上司である私に「料理、一皿追加できませんか?お金は『篠崎』さん持ちで・・・。」なんて言わせるという酷いこともあったりする。このように、実質部下が飲み会でたかってくるケースもある。
「うーん、そうねぇ、今回は特別よ。」
夕方18時くらいに行きつけの美容室へ。名前は「飛山」。
飛山の圭子さんが出迎える。
「雪乃ちゃん、久しぶり~。」
「お久しぶりです。」
「高校になってからは初めてじゃない?。珈琲飲む?お茶のほうが良かった?」
「あ、どちらでもいいです。」
尚、雪乃のどちらでもいいは、本当の意味でどちらでもいいということ。
若干、試してみているところはある。
紅茶と珈琲が好きだから、どちらを飲んでも楽しめるし、理由があって安い紅茶もそれなりに楽しめる。
「じゃぁ、珈琲がいいかな。雪乃ちゃん、家で美味しい紅茶飲んでるだろうし。東塚さんの所で焙煎されてから頃合いの良い豆が手に入ったのよ。酸味が強いの好きだったわよね。ゲイシャを淹れるわ。」
「あ、はい。」
「雪乃ちゃん、今回はどのくらい切る?ショートカットくらい?」
「うーん、ショートは短すぎるからボブくらいで。」
「分かった。じゃぁ、こっち移動してシャンプーね。」
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ボブカットにした後、雪乃は初めて学校に行った。
太一が見えた。
「おはよう。太一。」
太一は雪乃を見て少し頬を赤らめた。
次の瞬間、条件反射でテキトウなことを口走った。
「くっつ、雪乃、じゃぁな。」
「なんだよ、太一。冷たいな~。」
雪乃は「ぶー」になった。
太一は心の中で次のように呟いてしまった。
『くそ、可愛い。なんでだよ!』
太一はエレキギターをやっている都合上、大人の女性とも話したりする機会が多かった。
同じグループレッスンの「由莉ネェ」の事は前から綺麗だと思っていたが、今日のはそういうんじゃない。
太一は思った。
「これから、雪乃はどんどん変わっていく。」
それに従って、太一が考えているシナリオ通りに事が進まない可能性が強く出てきた。
「やばい。これはマジでやばいぞ!」




