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No.8 [私、街の外を造る]

翌朝。

しずくは街の門の前にいた。


「………よし、造るか。」


風景を造る作業に取り掛かった。

意見書を元に、造り上げていく。


▪▪▪


「しずく殿ー!少し休みませぬか!」

アールガイの声が聞こえた。


時計を見ると、お昼を迎えようとしていた。

夢中になっていて気付かなかった。


「ごめん、アールガイさん。気遣ってくれて。」


「何のこれしきですぞ。……しかしまあ、大分出来てきましたな。」

アールガイが辺りを見渡して言った。

朝から始めて、お昼までに殆ど出来ている状態だ。


「これ、本当に皆のおかげ。私一人じゃ出来ないよ。」


▪▪▪


日が暮れる前に、意見書に書いていた風景が出来上がった。

山が幾つかそびえ立ち、街の近くを川が流れ、数十キロ先に海が見える。


「うーん、取り敢えず…これで風景は完璧。製鉄場と農園は、明日以降に回そうかな…。」


風景が出来上がった事を住人に話すと、続々出てきた。


「………本当に、イメージ通りだな。」

ミシャルが呟く。


「これで、また理想の世界に近づきましたな。しずく殿。」


「うん。…さて皆、もう戻りましょ。」


一通り見た上で、街の中に戻っていった。

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