No.34 [世界の行き先]
「………で、私達の世界はどうなるの?」
しずくは[ゼロ]に問う。
『……………………。』
「話してください!………本当に、私達どうなるの?」
『わたくしは天界から追放されるでしょうし、世界は………最悪、抹消されるかも知れない。』
それを聞いた途端、血の気が引く。
「そ、そんなぁ…。」
『………諦めるつもり?』
「えっ?」
『だから、このまま諦めるつもり?この世界、守りたいでしょ?』
「でも………。」
[ゼロ]は、ため息をする。
『………わたくしが世界を自分のモノにと言った時は、守ると思ったのよね。』
しずくは頷く。
『今はどうなの?その事実を聞いて、そのまま抹消されても良いの?』
「それは、されたくない………。」
『………わたくしも、また皆と生活がしたいわ。だから「強行突破」よ。』
それから、抹消の件を皆に話した。
「まさか、そんな事実があったとはな。」
アールガイが言う。
「この世界、もう一回私達で守りたいと思います。皆さんの力を貸して貰えますか?」
皆は頷く。
「では皆さん!これから対策を練ります。………時間がありませんが、お願いします。」
▪▪▪
『セヒィー様、本当に妹様の件………良かったのです?』
[シン]が聞く。
『仕方ないだろう。これは管理者の責務だ。』
『しかし、肉親を……』
[セヒィー]は[シン]を睨み付ける。
『も、申し訳ございません。』
『分かれば良いのだ。………抹消の件は大丈夫だろうな。』
『はい。準備しております。明日にでも、妹様の確保、そしてその世界の抹消を執り行います。』
▪▪▪
『………[ゼロ]様。』
『どうしたの?』
『本当に………本当にこんな結果で良かったのでしょう?』
『良いのよ。お兄様と決別になるかも知れないけど、後悔はもうしないわ。それと、こんなわたくしに着いてきてくれてありがとうね。』
『[ゼロ]様………』
『さぁ、時が来たわ。』




