No.30 [マホカの職業体験 牧場編]
「ラウェイ爺さん、コトちゃん。今日はよろしくお願いします。」
職業体験を学校新聞にする企画で、マホカは今日……牧場に来ている。
「今日、動物と触れあうの………楽しみにしていました。」
「うちの子達、みーんないい子だよ!」
コトが言う。
「コトの言う通り、気性は荒くない子ばかりじゃ。」
「では、早速世話の体験を。」
三人は牧場へ入った。
▪▪▪
「まずは、牛乳搾りから…だね。」
コトは頷いた。
「じゃあ、やり方教えるね!」
コトが説明をし始める。
それを、一つ一つメモに押さえる。
「………やってみる?」
説明を一通り済んだ所で、コトが聞いた。
「うん。緊張する………。」
恐る恐るやってみる。
中々搾りだせない。
「ああ、そういう時はね…………こうして、こう!」
コトが手本を見せる。
「へえ………コトちゃん、上手いね。」
「毎朝やってるからね。」
「じゃあ………もう一回。」
コトの手本を真似してみると、今度は上手くいった。
搾った牛乳を飲んでみる。
「やっぱり、美味しいね。」
そう言うと、コトは嬉しそうな顔をした。
「……そうだ、牛さんの食べ物ってどうしているの?」
「それはね、こっち……。」
住居の近くにある、大きな蔵へ向かう。
中へ入ると、刈り取られた草がいっぱいある。
「これ、全部キーちゃんとミャンちゃんの餌です。」
「凄い多いね。」
「炭鉱街のお兄ちゃん達が、毎日持ってきてくれるの。」
『山師』の皆が、山の整備で草を刈りきる話を聞いたことが……それを乳牛の餌にしていたとは。
それもメモに取る。
「豚さんや鶏さんの食べ物は?それも見てみたいです。」
「案内するね。」
「うん。」
▪▪▪
こうして、1日が経った。
「………お二人とも、ありがとうございました。いい記事になりそうです。」
「それは良かった。記事が貼り出されたら教えてくれ。見に行くぞ。」
ラウェイ爺さんが言う。
「アタシも楽しみにしてる!」
コトが笑顔を見せて言った。
「その時は、私から伝えますね。」
「また、時間があったら来てもよいぞ。」
「はい!」
この物語も、30話に突入しました。
これからも頑張ります。




