No.28 [世界の再構築:シェーラ町編]
今度は、「シェーラ町」と言う町が復活した。
早速、その町がある島へ向かった。
「お待ちしておりました。」
一人の男性が挨拶をした。
「代理人のアマツカ・レベットと申します。」
「しずくと言います。」
「ボーレです。」
アマツカは会釈した。
どうやら、この町は動物が沢山居るらしい。
その為、今回は牧場に勤めているボーレが着いてきた。
「さて、中へどうぞ。」
▪▪▪
中へ入ると、獣臭さがする。
至るところに動物が放し飼いにされている。
「…………?」
ボーレが何かに気付く。
「ボーレさん、何かに気が付きました?」
「放し飼いにされている子達、実は人に慣れていない?」
そう言うと、アマツカは苦笑いした。
「ええ、そうなんです。創造主様が、動物が沢山居るといいと言っていたんですが……人手が少々足りなくなりまして。」
逃げ惑う動物や、しずく達に吠える動物…。
「人手の問題より、まずは放し飼いがいけないかもね。」
しずくが言うと、ボーレは頷いた。
「適度にまとめて飼える場所が必要かもしれません。」
「………にしても、どうして試験には合格しなかったのかしら?」
しずくは疑問に思う。
「ドラゴンに立ち向かえる、同等の動物も居るのですが……上手く指示を聞いてくれなくて。」
しずくはその言葉で察した。
「……成る程ね。」
▪▪▪
その日のうちに、何人かシェーラ町に集まった。
今回は、動物の世話も『派遣』という形でしずく町から送り込んだ。
「皆さん、今からシェーラ町の牧場再建計画を行います。」
ボーレが言う。
「具体的には、どうするのだね?」
アマツカが、質問した。
「まずは、元々ある牧場を少し広げます。そのあと、もう2ヶ所設けるんですが……動物を育てる以外にも、訓練所としても兼ねたいと思っています。」
この町には、家畜の他に……戦闘本能型と生活補助型の動物が居ることが分かった。
そのタイプに合わせた訓練所があれば、まとまりがつくとボーレは考えた。
「イチから作るのは大変ですが、よろしいでしょうか。」
ボーレの考えた提案には、否定する人は居なかった。
「では、皆さん………取り掛かりましょう!」
▪▪▪
こぼれ話:『戦闘本能型』、『生活補助型』の動物とは
いずれもボーレが造った造語。
『戦闘本能型』は、対戦闘を備えられている動物全般
『生活補助型』は、生活に関わる手助けをする事が出来る動物全般
を指している。




