No.2 [私、最初の仲間を呼ぶ]
「実際にやるって、言ったものの…」
本当に何もない状態から、どうしようか。
『最初は…仲間を作りましょう。一人きりは寂しいと思うので。』
[ゼロ]が語りかける。
「そっか、そうだよね。」
『仲間が出来たら…わたくしは一先ず居なくなります。』
「えっ、それはどういう?」
『わたくしは、あくまでも「案内人」であり…力を与える「神」に近いもの……なので。』
「案内人?神?」
『おっと、これ以上は話せませんわ。』
[ゼロ]の言動がやや気になるが、それ以上問い質しても仕方がない。
▪▪▪
『さて、私が最後に教えるのは「想像を現物にする方法」です。』
「はい。」
『まずは、親指と人差し指を合わせてください。…どちらでも構いません。』
しずくは右手で行う。
『それを開いてください。』
開くと、目の前に画面が現れた。
「これは?」
『【メロリア】と言って、想像を現物にする為に必要な項目を入力する画面よ。』
確かに、人物や物の種類、名前を決めるなど…様々な項目が並んでいる。
『では、実際に項目を埋めて。埋められたら、完了のボタンを押しましょう。』
▪▪▪
数分後。
「よし、これで完了と…」
完了のボタンを押すと、画面は消え、光が差してきた。
みるみる人の貌になっていく。
「はじめまして、しずく殿。…我輩は、アールガイ・グレッチと申す。」




