No.19 [海開き]
少しずつ、この世界も暖かくなってきた。
しずくは、【メロリア】で季節も設定しており……今は、ちょうど夏が近づいているところだ。
そんなある日、しずくは町の住人を再び公園に呼び出した。
「皆さんに、ご報告があります。………明日、海開きをします!」
ざわつき始める。
「あ、海開きってのは『海水浴場』を設ける日なの。まぁ、泳いで良いよってことかな。」
しずくはそう付け加えた。
「アタシ、海で泳ぎたいって思ってたの!」
民衆の中から、コトの声が聞こえる。
「そこで、皆さんにお願いしたいことがあります!」
▪▪▪
浜辺には結構な数の住人が集まった。
「わざわざ遠い所、ありがとう、皆。では、海水浴場の準備をしましょう!」
皆は頷いた。
建物はと小物はあらかじめ【メロリア】造ったので、あとは住人の力で完成させたいとしずくは思っていた。
「しずくさーん!こっちの設備、配置完了です!」
「ありがとう。」
「砂浜、綺麗にしておきましたよ!」
「はーい!」
1時間かけて、海水浴場が出来上がった。
「皆、お疲れ様でした!明日、解放しますね!」
▪▪▪
翌日。
この日は、「海開きの日」として祝日にした。
住人達が水着を着て集まっている。
「皆さん!くれぐれも怪我なくお願いします。」
しずくがそう言うと、皆は頷いた。
「じゃあ、本日!海開きです!」
「「わー!!!」」
皆が海の方へ走っていく。
楽しそうで何より。
「海開きして良かったですな、しずく殿。」
「うん。」
「しずく殿、水着では無いのは………なぜ?」
「あ、いや………皆が楽しんでいるを姿見てるのが嬉しいから、私は良いかなって。」
「我輩は、見てみたかったですぞ。」
しずくは顔を赤らめた。
「まあ、また次に取っておきますぞ。」
アールガイは海の方に歩いていった。




