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No.11 [私達、草原に農園を造る]

「よし、皆。準備はいいかな?」

しずくが言うと、子供達は笑顔で頷いた。


この日、『しずく町』の南部に広がる草原に農園を造る日だ。

……自給自足をするために農園を造るのだが、この世界の子供達に土を触らせる機会にと、参加できる子を集めた。


朝から、畑や大体の設備は整えたから、後は種まきのみだ。

野菜の種は色々用意した。……まあ、上手くいくかは別として。


▪▪▪


「しずくねえちゃん、これ、どう使うの?」

「スコップね。これは、土を掘るものよ。こうして……よいしょ。ほら、出来た。やってみようか。」

「うん!」


「おねえちゃん、お水撒けたよ!」

「じゃあ、あっちもお願い出来るかな。」

「わかった!」


…と、こんな感じで作業は進んでいった。


▪▪▪


お昼は、皆でご飯を食べた。

なんだか、遠足みたいだ。


「しずくちゃん、若いのに…立派ね。」

ご飯を提供してくれた、食堂のジアンさんが言った。


「そう、ですか?」


「ええ。…でも、無理は禁物よ。」


「ありがとうございます。」


「おねえちゃん、続きやろうよ!」

ご飯を食べた子供達が、頻りに話しかける。


「分かったわ。でも、まずはお片付けしましょ。」


「「はーい!」」


▪▪▪


子供達のお陰で、楽しく種まきが終わった。

野菜、育ちますように。

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