第17Q 試合後
「「「たぁーくん」」」
ブザービーターを決めた武のもとにみんなが集まる
「ごめんみんな、また勝てなかったね」
みんなに謝る武
「謝らないでよ。たぁーくんのおかげで試合になったんだから」
ダイがすぐさまフォローする
「そうだよ。僕なんか何もできなかったし」
紺田が少し落ち込んでいる
「僕も」
「僕もだよ」
祐介や隼人もやや落ち込んでいる
「みんな落ち込まないで、僕一人ではここまでできなかったよ。みんなのおかげだよ。負けに誰かのせいなんてない。みんなの責任だよ。だからもっといっぱい練習してみんなで強くなろう」
「「「「うん」」」」
うつ向いていた顔を上げるチームメイトたち
「おい」
大友が声をかける
「何ですか?」
武が返す
「試合には勝ったが今日はオレの負けだ。オレは勝ったなんておもってねぇ。お前、名前は?」
「如月 武です」
「武だな。覚えたぜその名前。次は負けないからな」
闘争心むき出しで宣戦布告する大友
だが、武は
「う~ん。また戦える機会があればいいんですけどねぇ」
武がそういうのも無理はない
武は年長組に対し、大友は5年生
公式戦で戦うことはほぼない
「じいちゃん、冬にまたここに来ようよ。オレ、このままじゃいられない」
「(和弘がこんなにやる気になるなんて。今まで才能だけでやっていたようなものなのに)長山、構わないかな?」
園長先生に確認をとる
「「「「「園長先生」」」」」
皆が力強い視線を送る
長山はニコリと笑い
「是非お願いするよ」
「それじゃあ、冬にもう一度」
こうして、武たちの、次の試合が決定した




