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第26話 〜別行動〈アキヤ〉2〜

図書館を出たアキヤはギルドへと戻った。まだ夜というには早い時間。かといって、昼でもない。そんなあやふやな時間帯なのかギルドの中はやけに静かだった。

たった1人だけ、焦点があっていない目を1遠くの天井へと向けるティーナの姿だけがあった。その姿はまるで、あり得ないことが目の前で起こったかのようだった……


「ティーナ。戻ったぞ」

「…えっ、あっはいお帰り…なさい」


やっと焦点があった目をこちらへ向けた。しかし明らかに動揺している。見えないようにしているつもりなのだろうが、後ろで組んでいるように見える手はずっと手遊びをしていたのだ。動揺の証拠だ。


「何かあったのか?」

「あっ、いえ……べつに大したことじゃなくて……」

「大したことじゃなかったらそんなに動揺しねぇって」

「あっ、はい。すいません」

「何故そこで謝る?」

「いやっ、これは反射神経というかなんというか……」


やはりティーナは動揺している。

人は焦った時には、とにかく考えることをやめ体に染み付いている行動をとることが多い。この仕事をやっているなら謝ることは多いのだろう。


「とりあえず話せ」

「はい、実はさっきーーーーー」





「つっ…つまり、ナツミの実力はすでに王国騎士を超えていると。ここのギルドの観客席、つまり結界石を壊した人はこれまで居なかったと。それはそれは……」

「はっ、はい。正直目が飛び出るかと思いました」


と言いながらも心拍数はどんどん上がっていっている。

それに、ここの住人…異世界の住人のティーナにしてみれば本当に、目の前で噴火が起こったかのような印象だったのだろう。

噂…話には聞いているが、まじかでそんなのを見たことがない。そんな印象なのだろう。


「それで、アキヤさんはどちらへ?」


無理矢理話を変えたのだろうか…………まぁ、そんなことは考えずにティーナの話に乗っかっていく。


「図書館の方へな…」

「シーラン図書館ですね。そこの図書館の品揃えは物凄く、評判が高いですよ。特に受付兼館長のメアリーさんの評判が高いですね」


(あの人館長だったのか。どうりで人との接し方が完璧なわけだ)


「あの人は優しかったな」

「えぇ、物凄く優しい方です」


メアリーの評判は恐らくこの街全体に知れ渡っているのだろう。そんな様子がティーナから見て取れた。そして、メアリーは正真正銘表側の人間だ。()()裏がないといっていいだろう。


ほぼ。といったが、表しかない人間なんていない。いるはずがない。いたらおかしい。

必ず人間は表と裏を使い分ける。そして裏側になった瞬間、その人の本性が現れるのだ。


親友と言われている友達の悪口。

笑顔で振舞っている顔の裏の顔。


それが、メアリーにはほぼない。95%表の人間。善の人間なのだ。


「それで、アキヤさんはどうして図書館へ?」

「ちょっとこの世界のことが気になってな、それに、魔法も使いたいしな」

「では一度“色見玉”を使って見ますか?

「色見玉?」

「はい。魔法にはそれぞれ、適正というものがあります。適正ではない魔法でも一応使えるのですが、適正属性の方が明らかに強く、正確です。ちなみにフユカさんは〈青〉でした」

「まぁ一応わかったからさっさとしようぜ」


アキヤの性格は、重要と判断した箇所しか頭に入れない。話自体重要じゃないと判断した場合頭に入る前にシャットアウトしている。そして、せっかちだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


2人はギルドの奥の部屋にいた。そこには綺麗な丸い水晶が1つ、赤い台座に置かれていた。とても高価なものだと言える。


「こちらにおさわりください。触った時に光った色で適正を判断します」

「わかった」


そう言い、アキヤは水晶に手を置いた。その瞬間に水晶が()()に光輝き出した。

アキヤの適正属性は〈黒〉だ。


「〈黒〉ですね。良かったですね〈無〉じゃなくて」

「〈無〉ってなんだ?」

「無属性は、魔法が打てない属性のことです。無属性の確率は5%多く見るか、少なく見るかはアキヤさん次第ですが……」

「へぇ〜」


もしかしたら〈色見玉〉の話はどこかでやった。又はやったけど説明が違う可能性があるので、良かったら是非ご指摘ください。

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