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第16話 〜スタイル〜

やばい……ストックがぁぁぁああああああ


4人+1人はサー大草原の中にあるササ村へ行く……前に、食料を買っていた。恐らくササ村の中でお昼ご飯を食べるだろうと思ったからだ。


買ったのはサンドイッチのような野菜などをパンに挟んだものだ。一応1人2つずつ買っておく。


ササ村へは歩いて1時間という非常に近い位置にある村で、野菜などが豊富で自給自足の村だ。お金も一応持っているらしいが、大体は物々交換だそうだ。


「そーいえばお前ら武器はあるのか?」

「嫌、俺は素手だけで十分だし」


ハルトが握りこぶしを作りながら自慢げにそういった


「嫌、一応お前も…まぁ、お前は別にいいとして、問題はそこの3人だ。お前らは戦えるのか?」


「「「無理」」」

「だっ、だよな…」


さすが兄弟!と言わんばかりのハモリっぷりに質問した本人。ガンバでさえも引き気味だ。


「まぁ、私はロボットとかレーザーとかを作ってそれを使うわ」


ナツミは遠距離戦闘になるわけだ。魔法やスキルがあるこの世界なら超超高性能ロボットを作ってもナツミならおかしくない。遠くからゴーレム(ロボット)を操作したり、遠くからビームを撃ったり……敵に回したら厄介なやつだ。


「俺は忍者みたいになりたいっていうかスパイになりたいっていうか」


アキヤは潜入捜査&暗殺者型だな。もしバレたとしてもあいつの口のうまさなら難なく回避できるだろう。容赦がない性格だから敵と判断した奴は恐らく罪悪感無しで殺せるだろう。空いた時間に暗殺術を教えるとするか。とにかくこいつは敵に回したらなにかと嫌な奴だ。


「わっ…私、は、魔法を……使いたいな」


なるほど、フユカも遠距離型か。それに武器ではなく魔法なので、色々な効果が望まれる。まだ使ったことがない俺が言うのもなんだが、問題はフユカが使うと言うことだ。あの頭の良さとセンスだ。色々と応用技を繰り出すに違いない。恐らく相手にしたらめんどくさくなりそうだ。


結果。やばい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「そういえば聞いてなかったけど、魔法ってどうやって作るんだ?」


ハルトが『そういえば』と、フユカに聞く。


「マナを……使う」

「マナ?使う?」

「うん。体内に…マナっていう物質があって……そのマナを一点に集める感じ…自分が使える属性は…属性玉に触ったら……わか…る…ちなみに、マナについては説明不可能」

「あのフユカにそこまで言わせるとは、マナ…恐るべし!それに属性玉なんてあるのか」

「私はまだ、水属性だけだけど、もしかしら、増えるかもしれない……反応しなかった属性はどんなに頑張っても、出来ない…」

「さんきゅ!」


そして、超絶今更なのだが、マナストーンとは大気中のマナが一点に固まったもので、魔物を倒すとドロップするので、倒したら必ず取っておかなければならないものだ。


「それとアキヤには俺直々に暗殺術と暗器の使い方を教えてやる」

「やったー!春兄の教え方超うまいから俺好きなんだよねー」


と言い、春兄を褒めちぎる。本当のことなんだが、あえて、大きな声で、ハルトのことを絶賛する。表情を読み取ることが苦手なハルトはそのお世辞を聞いて機嫌がものすごく良くなった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


歩き始めてからやや1時間ほどで、目的地ササ村へと着いた。そして畑などはオークにより、荒らされているわけでもなく、村人たちも元気いっぱいだ。


村人たちに話を聞くと、どうやらこの村の奥に位置する、“サーサの森”という場所に出没しているらしい。そもそも魔物が出没する条件は2つ。1つは魔王が生きていること、もう1つがそこのマナの濃度が極めて高いことだ。ただし、この条件外でも魔物が発生する場所がある1つだけある。そこが、ダンジョンと呼ばれる場所だ。ダンジョンは、ダンジョンコアによって魔物が生成されるため、この条件から外れているのだ。それとは別にハルトたちが思った事は……ズバリ、




このへん“サ”多すぎだろ


というものだ。“サー大草原”“ササ村”“サーサの森”確かに“サ”が多い。ササ村の他にもササン村のという場所もあるらしい……


とにかく、4人……ではなく、5人は“サーサの森”へと向かった。村の近くにあり、道も通っているのですぐに着いた。


「さーてとっ、オークちゃんはどこかなー?ついでにアキヤの練習相手になってくれー」

「……オークを練習相手に…しかも初心者がするのか、俺にはどうやってもできねーわ」


ガンバが改めて、ハルトの強さ……どっちかっていうと凄さが分かった。忘れてはならないのが、ガンバは普通の冒険者の中では強い部類に入るという事だ。少なくとも、ショーランで飲食店に入ると、サービスしてもらえるくらいには顔が効く。先ほどの村ーーササ村ーーに入った時も、門番らしきものはガンバの事を知って居たので、それなりに知名度も高いのだろう。後でステータスを見せてもらおうと思ったハルトであった。


「おっ、500m以内に6匹侵入したな」

「“気配察知”も持っていて、しかも俺より範囲が広いとか、流石に俺しょげるよ……」


どうやらガンバも“気配察知”を持っていたらしい。先輩冒険者らしく真っ先に魔物を見つけようとしたのだが、、その希望はハルトに踏みつけられたというわけだ。


「まぁ、とりあえずアキヤ、俺がまずオークを倒す。勿論暗殺術でな」

「おっけ、分かった。ちゃんと説明しながら殺ってくれよ」


アキヤがハードルを上げる。まぁ、こんなプレッシャー ハルトの中ではほんの誤差のようなものだ。1mが、1m1cmになっただけだ。


「それじゃあ、オークたちをこらしめに(ぶっ殺しに)行くか!!!」

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