喫茶店
今日の最終投稿です
弱くて。は最初とラストは決めてるけど途中が薄いからな
「いらっしゃいませ」
「久しぶりだね 本郷」
「元気にしてたか? 皇」
ここはとある喫茶店
だがただの喫茶店ではなかった
「本郷君は忙しくなるから来ないって聞いてたんだけどね」
「こっちだって365日忙しいって訳でもないんでね」
「メニューは「あ、俺はホットココアで」
ここの喫茶店は超能力者が集う
まぁごく稀に普通の人間も来るらしいのだが
「あれ? 久しぶりじゃん本郷君」
「相変わらずだな…京獄」
喫茶店の奥から足に鉄球をつけた囚人服の男が話しかけて来る
京獄 道伽
−嘘の空間−
特定の人間に嘘だけを喋らせる能力だ
具体的にいうと『相手が本当のことを言おうとすると嘘を言い、嘘を言おうとすると本当のことを言う』能力だ
彼は囚人の様な容姿をしているが、その能力を持っているため尋問のスペシャリストとされている
「ところで皇の飲んでいるそれ。新作かい? ココア頼んでおいてだけどこれも飲んでみたいんだけど」
「本郷も飲んでみるかい? これ。僕の飲みかけだけど」
「悪いけど俺は間接キスとかそういうの気にするタイプだから」
さっきから話している同じ年齢の青年は皇 誠
−救殺の選択−
数分間だけ筋力を数倍に上げることができる
皇が基本的に行うのは人命救助
甘いマスクと華奢な腕からは考えられない筋力というギャップ
そして何より人命救助という人目につきやすい仕事をしているからだろう
彼はテレビなどには出ないものの街中に出ると黄色い声援が聞こえる
……羨ましくなんかない
」お久しぶりです¿「
「あ、あぁ…おひさしぶりです…お変わりない様で……良い意味でも悪い意味でも」
そして俺がここに着くといつもカウンター席でブラックコーヒーを飲んでいる爬虫類の様に大きく不気味な目をぎょろつかせているのは霊園寺 大也
彼のプライベートを知るものはこの世にはいないと言われているほど不思議な存在で、超能力者であるかどうかすらも疑問だ
霊園寺という苗字だし実は幽霊なのでは?とも囁かれている
だg
「本郷君‼︎」
「た…橘ァ⁉︎」
「なんだ……本郷君の彼女さんか」
そんなことに反応する余裕もなかった
俺は橘がここにいることが疑問で仕方なかった
来週も2、3話投稿しようと思ってます
これもまた長編になりそうなので