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まさか

少し書き直しました

今から3年前の5月にミッションが3人に下った。

「T社に潜入し、軍事資金を奪え」

T社の社員数は100人と言われているが、そのうちの8割が殺し屋で侵入者は即刻排除する場所。なんとも言えない、きついミッションだった。ハッキング担当の拓也たくや、潜入担当の麻衣まい

運転担当のなるは、とても動揺していた。

拓也は「本当に大丈夫なのか?ちょっとでもミスをしたらこの世から消されるんだろ」

「しょうがないでしょ。上からの命令だからさ。いつもそうだろ、無理だと思われたやつでもクリアしてきたじゃん。」

「そうだよ。きっとうまくいくはず。私も頑張るから」

「そうだよな。よし!そうと決まれば今すぐ実行するぞ!」と拓也が言って、

三人は、なるの逃走用の車に乗り込み出発した。

T社が近ずくと、麻衣は準備としていた。会社の近くに止まって最後に作戦を見直した。

「よし、今から最後の確認をするぞ。まずは、麻衣。中に入ったら20階にあるコントロール室で、

このUSBをどこでもいいから挿して。その後は、地下1階にでかい金庫があるからそこ行って。

で、僕がハッキングして扉を開けるから。そしたら、中にUSBがあるはずだから。」

「分かった。その後は、Pにいる、なるに渡してから、止めてあるバイクに乗って本部に行けばいいね」

「それじゃ、前に止めるよ。麻衣、気を付けて、何かあったら連絡して」

「了解。それじゃ行ってくるね」

「気を付けて。」

麻衣は車を降りて会社に入っていった。軽々と入り口を超えた麻衣はエレベーターに乗って20階に行った。

コントロール室に入り、USBを指して、B1に向かった。

その頃拓也はUSBを遠隔操作し、ハッキングをしていた。成功すると防犯カメラの映像がパソコンに

現れた。エンタキーを押すと金庫の扉が開いた時に麻衣が中に入った。USBを取った瞬間に警報機が鳴った。麻衣はPに向けて全力で走った。

目標の物をなるに渡して麻衣はバイクに乗ってすぐに出発した。

その後なるは、拓也を乗せて本部に向かったが、後方から黒い車2台が迫っていた。

「この先の路地で止まるから、PC持って降りて。USBは、奴らを振り切ってから本部に向かうから。麻衣は路地で待ってもらっているから、急いで降りて。」

「分かった。そのかわり、生きて戻ってきて。」

「分かったよ。それじゃ行くよ。3,2,1降りて」

なるは、急ブレーキをし、拓也を安全に下した。麻衣が路地から出てきて、拓也を乗せた。

「麻衣後はよろしく」

「生きて帰ってきて」

「わかった」

二人はなるの車を見て、出発した。

なるの車は橋のほうに向かって行った。

4時間経っても帰ってこない。麻衣は不審に思った。拓也が何となくテレビをつけたら川の中に2台の車が沈んでいた。

「速報です。今から2時間前に2台の暴走車が火だるまになりながら川に転覆しました。今だに2台の車は燃えており運転手も乗っていて、身元はまだわかっていません」

「ねぇ、麻衣。この車ってなるの86じゃない?」 

「うそでしょ。信じられない。」

「いや、ほんとだよ。このステッカーはトランクに貼っていたものだし」

「そんなはずはない。だって、生きて帰ってくるって約束したのに」

麻衣は泣いた。    

本部長は二人に、近づいてきた。

「ニュースで見た。急いで現場に行き、遺体を回収する」

「いや本部長。麻衣はこの状況なのに今?」

「今は一人にしておくべきではないがこのことがばれたら世界問題だ」

「わかりました」

本部長と拓也は車に乗って遺体の回収に向かったが、なるの遺体はブルーシートをかぶせた状態で置かれていた。

「あの~お巡りさん。もしかしたら友人かもしれないので見てもいいですか?」

「そうですか。急いでお入りください」

「ご迷惑おかけします」

なるの86とT社の車だと思われるクラウンがトラックに乗せられていた。

「遺体は2人だけですか?」

「そうです。2人の遺体は川に浮いていました。多分窓ガラスを突き破って外に放り出されたんでしょ」

2人の遺体は損傷が激しくまったくわからない状態だった。

「たぶんこの遺体だと思います」

「わかりました。明日の午後に引き取りに来てください」

「わかりました」

後日警察署に行くととんでもない事実を知った。

「なんていえばいいかわかりませんが1台車が無くなりました」

「それって、スポーツカーのほうですか?」

「そうです」

なぜ無くなったのかわからないまま、遺体を山に運んだ。

「なるの死は決して無駄にできない」

本部の人全員の目の前で埋葬された。

次の日から普通に仕事が始まった。

 


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