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しるし2(詩集)

ローズ

作者: さゆみ


薔薇よ

棘は鋭いですか

奥底の激動まで

刺して下さい

静止て下さい

痛めて下さい

お薬も効かないのです

鋭利なものはみんな捨てられてしまいました

あなたしかいないのです


ぽつんと滲む赤い粒が

たくさんついて

ドット柄になりました

綺麗ですね

でも空洞の激動には辿り着かないです

死にたいとかないです

生きたいとかないです

薔薇よ

その柔らかい花びらで

私の音を塞いで下さい

優しい香りで締め付けて下さい

息を凍らせて下さい


薔薇よ

もっと卑怯に笑って下さい

品性下劣な私を馬鹿だと殺して下さい

もっと殺して下さい


花びらを浮かせて

お風呂に入りましょうか

外は暗くて寒いですから





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― 新着の感想 ―
[一言] 拝読いたしました。 棘のある薔薇に対する刹那的な思い。 まさに痛いほど伝わってきました。 残酷描写の指定がありましたが、特にそうは感じませんでした。 胸が締めつけられるような切ない詩です…
2014/12/11 23:43 退会済み
管理
[一言]  キレイで、どこか、怖い詩です。  薔薇、だからでしょうか?  薔薇は、きれいで、トゲがありますから
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