親友の優秀さ
オリビアの完璧な笑顔を見た後の授業は、魔法生物学。
「ユニコーンは、額に角が一本生えた馬の姿をしている。一角獣とも呼ばれているな。基本的に私達を襲ったりしないが、刺激を与えてしまうと襲ってくることがある。手懐けて、ペットとして飼うこともできるぞ。」
ユニコーンについて説明しながら、ユニコーンの絵を描いているのは、シリウス・アウラ先生。
シリウス先生は、絵が上手くて説明も上手いから、生徒たちにそこそこ好かれている。
「さて、ここで問題だ。ユニコーンとペガサスの違いを説明できる者はいるか?」
私は、こうやって時々クイズを出してくるのも、好かれている理由の一つだと思っている。
まあ、今の問題も私にはさっぱりだし、一度も正解したことないからなんとも言えないけど。
クラスメイトも私と同じでわからないらしく、手を挙げる者は誰もいない。
いや、一人だけいた。
このクラスで一番賢い人。
そんなの勿論、私の隣で優雅に手を挙げているオリビアだ。
うん、知ってた。
「じゃあ、ローズ。ユニコーンとペガサスの違いを説明してくれ。」
「はい。ユニコーンは、先程先生が仰ったように、額に一本の角が生えた馬の姿をしています。それに対しペガサスは、ユニコーンと同じく馬の姿をしていますが、角が生えておらず、代わりに大きな翼が生えています。」
「素晴らしい。完璧だ。流石ローズだな。」
「ありがとうございます。」
教室中に拍手が響き渡った。
「ねぇ、なんで知ってたの?」
「生物学の勉強をしていた時に、気になって調べてみたことがあるの。」
「へぇ〜。やっぱり自分で調べて理解するのが大事なのか〜。」
「そうね。理解できていないと、知識として成り立っていないから、自分が納得するまで調べたりすることがとても大事なことよ。」
「...オリビアが眩しすぎる...。何なら後光も差してくるレベルで眩しい...。」
「それに、テストでも良い点を取れないわよ?」
「うっ...。精神的にめっちゃ攻撃された気が...。」
「普段からちゃんと勉強していればいいのに...。」
オリビアが呆れていた気がするけど、私は気付いていないふりをした。
だって、本当に勉強が苦手だし嫌いだからしょうがないじゃん!
「オリビア様と一緒に過ごすなら、勉強はしっかりしろよ。」
っていうクラスメイトの心の声も無視しよ〜。
そんなことを思っていたら、あっという間に授業が終わってしまった。
最近の私、考え事してて時間が過ぎ去ってる確率高くない...?




