第27話 6月10日 水曜日③
「テレホンカードが利用できるようになった公衆電話」
ああ~なるほど。
町に緑の公衆電話が多い理由がわかった。
十円硬貨と百円硬貨とテレホンカードが使えるからだ。
今のところオールマイティな電話があの緑色の電話ってことになる。
僕はこのサイトで公衆電話の時代の移り変わりを見た。
あ、もう一種類公衆電話が存在している。
それはグレーの公衆電話だった。
括弧の中に「ディジタル公衆電話」と書いてあった。
「ディジタル」ってそれはつまり「デジタル」のこと? 「ディジタル公衆電話」が一般的な公衆電話とどう違うのかが書いてある。
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・大型ディスプレイ
通話先電話番号やテレホンカード残度数の他に、硬貨残枚数、通話可能時間(残り三分を切った場合)、操作説明、音量レベル等が表示されます。
・オンフックボタン
このボタンを押せば、受話器を上げなくてもダイヤルすることができます。相手の方が出られたら受話器をとってお話し下さい。
・端末接続口
アナログ端末・ディジタル端末(ISDN端末)を接続して通信が可能です。
・音量調節ボタン
音量を5段階に調節することができます。
・データ通信ボタン
公衆電話と接続端末の切替ボタンです。
・表示無しボタン
このボタンを押せば、ディスプレイに電話番号は表示されません。
・表示切替ボタン
日本語または英語に切り替える事ができます。
※フリーダイヤル等利用時に料金を即納しなくても良いサービス利用の場合や、113・119・110番通報の場合は、発信音を確認後ダイヤルするだけで通話がつながります。テレホンカードの挿入や硬貨の投入は不要です。
※「データ通信」または「切替」ボタン及び「機能」は公衆電話の機種によって異なります。
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(注)引用:NTT 西日本
なんだかすごい近代的な公衆電話だ。
「ディジタル端末(ISDN端末)」。
アイエスディーエヌたんまつ? 公衆電話のイメージがいっきに覆った。
どういうことなんだろう? 世の中のインターネットが光回線になる前、インターネットはADSL回線やISDN回線でネットを行っていた。
なんとなくスマホを大きくしたらこの「ディジタル公衆電話」のようなものになるんじゃないかと思う。
ただ、それよりももっと僕が惹かれた文言がある。
それが説明文の最後にある「113」だった。





