ティンクルスターズのマネージャーになりました(3話)
☆アイドルのないしょのないしょ☆
ー百合注意ー
~3話~
私は、アイドルに興味がありませんでした。
でも親友の瞳ちゃんにティンクルスターズのライブに連れていってもらってティンクルスターズのライブに嵌まりました。
でも高校で生徒会長の麗奈ちゃんと出会いすぐに麗奈ちゃんがアイドルのレンお姉ちゃんだと解りました。
そしてレンお姉ちゃん……生徒会長の麗奈ちゃんに放課後に付き合う事になりました。
放課後になると生徒会長の麗奈ちゃんが私の教室に着ました。
「……雅美さんは、いらっしゃいますか?」
生徒会長の麗奈ちゃんは、教室の中を見渡して私を探しました。
「あっ!?
麗奈ちゃん、こっちです!!」
私は、麗奈ちゃんが私の教室に来てくれたのが嬉しくてニコニコ笑顔で麗奈ちゃんに近づきました。
「待たせてすいません。
それでは、行きましょう」
麗奈ちゃんは、私を待たせた事を頭を下げて謝りました。
「いえ、別に待っていませんよ。
はい!」
私は、軽く首を横に振り待っていない事を知らせました。
私は、麗奈ちゃんの言葉を聞いて元気良く返事をしました。
私は、麗奈ちゃんに連れられて高校の校門に来ると車が止まっていました。
「車に乗ってください。
目的地に直ぐ着ます」
私は、麗奈ちゃんに連れられて車に乗りしばらくするとアイドル事務所に着きました。
私は、麗奈ちゃんに連れられてアイドル事務所の社長室に入りました。
「久美子さん、お手を煩わせてすいません……」
麗奈ちゃんは、アイドル事務所の社長の久美子さんに頭を下げて謝りました。
「いえ、これは、仕方がない娘とよ。
えっと……雅美さんだったわね。
私は、ここのアイドル事務所の社長をしている吉田久美子よ
話は、聞いているわ。
ティンクルスターズのアイドル達には、それぞれ秘密があるのよ。
その麗奈の秘密を暴いてしまったわけよね。
困った事になったわね……」
久美子さんは、困ったように口元を押さえて考え込みました。
「わ、私は、麗奈ちゃんの秘密を誰にも言いません!
だって大切な麗奈ちゃん……レンお姉ちゃんのファンです!
大切な人を悲しませる事は、しません!」
私は、久美子さんに近づいて真剣な表情で久美子さんを見つめました。
「そうですか……ねえ、雅美さん、ティンクルスターズのマネージャーをしてみないですか?」
久美子さんは、私の言葉を聞いて口元を押さえて少しだけ考え込みました。
そして真剣な表情で私を見つめました。
「ちょ、ちょっと、久美子さん、何を言うんですか!?」
麗奈ちゃんは、久美子さんの提案を聞いて大きな声を出して驚きました。
「やっぱり1人で秘密にするよりも協力者がいた方が良いでしょう。
それに秘密がある麗奈にマネージャーなんかつけられないでしょう。
雅美さんは、秘密を知っているのだからマネージャーに適任でしょう。
私は、社長の仕事もあるんだからマネージャーの仕事に付きっきりって訳に行かないのよ。
良い、これは、社長命令よ」
久美子さんは、腰に両手を当ててジトーと私を見つめてから麗奈ちゃんに右手の人差し指を向けました。
「はーー……解りました……
久美子さんは、言い出したら聞かないですものね……
でも雅美さんの意見も聞かないといけませんよ。
雅美さん、嫌だったら断ってもらっても構わないのですよ」
麗奈ちゃんは、仕方がなさそうにため息を吐きました。
そして困ったように苦笑いを浮かべて私を見つめました。
「いえ、嫌でありません!?
レンお姉ちゃん……麗奈ちゃんの為ならば何でもします!
だって麗奈ちゃんは、私の憧れで恩人でもあるのですよ!
だから麗奈ちゃんのマネージャーをさせてください!」
私は、麗奈ちゃんの両手を握り締めて間近で麗奈ちゃんを見つめて麗奈ちゃんのマネージャーをさせてほしい事をお願いしました。
「「…………クスクスクスッ」」
久美子さんと麗奈ちゃんは、私の言動を聞いて互いを見つめて口元を押さえてクスクスッって笑いました。
「それでは、雅美さん、ティンクルスターズのマネージャーを宜しくお願いますね」
久美子さんは、頭を下げてティンクルスターズのマネージャーをお願いしました。
「はい、ティンクルスターズのマネージャーを任せてください!」
私は、右手で自分の胸を叩いてニッコリと笑いました。
「それで雅美さんにマネージャーをしてくれるのでしたら私とLINEを交換してもらえませんか?
連絡できる方が色々と便利でしょう」
麗奈ちゃんは、スマホを私に見せて私とLINEの交換をするのを提案しました。
「えっ!?
麗奈ちゃんとLINEの交換ができるのですか!?
LINEの交換を宜しくお願いします!」
私は、慌ててスマホを出してスマホを麗奈ちゃんに向けて頭を下げてLINEの交換をお願いしました。
「クスクスっ、はい、LINEの交換ができましたよ。
気軽なくLINEで連絡をしてくださいね」
麗奈ちゃんは、私からスマホを受け取り私とLINEの交換をしてからスマホを私に返してくれました。
「はい、ありがとうございます!
それからその……もう1つお願いがあります……」
私は、麗奈ちゃんを不安そうに控え目に見つめました。
「お願い事ですか……?
構いませんよ。
何なのでしょうか?」
麗奈ちゃんは、私がお願い事があるって言葉を聞いてきょとんと首を傾げました。
そして私がお願い事がしやすそうに優しく微笑みました。
「私の事をさん付けだと距離を感じます。
だから親しみを込めて私の事をちゃんつけか呼び捨てでお願いします!」
私は、頭を下げてもっと親しい呼び方をしてほしい事をお願いしました。
「親しみですか……?
そうですね……
それでは、雅美ちゃんで大丈夫ですか?」
麗奈ちゃんは、ほんのり顔を赤らめて私の事をちゃんつけで呼びました。
「はい、大丈夫です!
これから宜しくお願いしますね、麗奈ちゃん!」
私は、麗奈ちゃんの両手を握り締めてニッコリと笑いました。
「は、はい、こちらこそ宜しくお願いますね、雅美ちゃん」
麗奈ちゃんは、私の両手を握り返して照れ笑いを浮かべました。
「それでは、他のティンクルスターズのメンバーにも雅美さんを紹介しておきますね。
その方がマネージャーの仕事がしやすいでしょう」
久美子さんは、優しく私を見つめてティンクルスターズのメンバーに私を紹介することを知らせました。
「他のティンクルスターズってもしかしてナノハちゃんとミカエル様にも会えるのですか!?」
私は、久美子さんの言葉を聞いて目をキラキラ輝かせて久美子さんを見つめました。
「はい、そうです。
でもマネージャーの仕事として会うのですよ」
久美子さんは、私の言葉を聞いて困ったように苦笑いを浮かべました。
「そ、そうですよね……
すいません……」
私は、ティンクルスターズに会えるのが嬉しくて舞い上がり過ぎた事を反省しました。
「あっ……メンバーにもレンが麗奈な事を内緒にしています……
ですからメンバーと一緒の時は、レンと呼んでくださいね」
麗奈ちゃんは、メンバーにもレンの正体が麗奈ちゃんだと言う事を秘密にしている事を知らせました。
「解りました。
では、メンバーと一緒の時は、レンお姉ちゃんって呼ばせてもらいますね」
私は、ニッコリと笑いティンクルスターズのメンバーに麗奈のことを内緒にする事を約束しました。
それからしばらくすると先にナノハちゃんがアイドル事務所に入ってきました。
「久美子お姉ちゃん、ナノハを事務所に呼び出してどうかしたの?」
ナノハちゃんは、事務所に入ると久美子さんを見つめてきょとんと首を傾げました。
「久美子よ、我を呼び出すとは、良い度胸ね。
でも特別に用件を聞いてあげても良いわよ」
ナノハちゃんの入ってきた直ぐ後にミカエル様がアイドル事務所の入ってきて右手を久美子さんの方に向けました。
「今日は、ティンクルスターズのマネージャーが決まってね。
マネージャーの紹介よ」
久美子さんは、私をナノハちゃんとミカエル様の前に連れてきて私の肩を触りニッコリと笑いました。
「あ、あの、ティンクルスターズのマネージャーをさせてもらう事になりました、千早雅美です!
どうか、宜しくお願いします!」
私は、慌てて頭を下げて自己紹介をしました。
「わーーー!?
ナノハ達にマネージャーがつくんだね。
宜しくね、雅美お姉ちゃん!」
ナノハちゃんは、ニコニコ笑顔で私の両手を握り締めました。
「我の子供が増えるのか悪くないの。
宜しく頼むぞ、我の新しい子供の雅美よ」
ミカエル様は、私の方に右手を向けて怪しく微笑みました。
「は、はい、宜しくお願いします、ナノハちゃん、ミカエル様!」
私は、慌てて頭をもう一度下げてこれからの事をお願いしました。
「これからの事は、雅美さんにお願いすることになると思うから、ナノハ、ミカエル、レン、そのつもりでお願いね」
久美子さんは、私の肩を触り麗奈ちゃんとナノハちゃんとミカエル様を見渡しました。
こうしてティンクルスターズのマネージャーになりました。
それから家に帰ると麗奈ちゃんからLINEが届きました。
「わっ、れ、麗奈ちゃんから初めてのLINEをもらいました!?
LINEにどんなことが書かれているのでしょうか!?」
私は、スマホにLINEが届くと慌ててスマホを手に持とうとしてスマホを地面に落としました。
そして慌ててスマホを持つとスマホのLINEを開きました。
麗奈ちゃんのLINEには
『今日は、ありがとうございました。
雅美ちゃんみたいな、可愛らしくて良い子にマネージャーがなってくれて嬉しかったです。
これから宜しくお願いします、雅美ちゃん』
って書かれていました。
「わーー、憧れの麗奈ちゃんからLINEをもらいましたよ!?
えっと……
『私も麗奈ちゃん達のマネージャーになれて凄く嬉しかったです。
これから宜しくお願いしますね、麗奈ちゃん』
っと麗奈ちゃんにLINEを送信っと……
えへへー、あのティンクルスターズのマネージャーをできるだなんて夢のようだよね。
でも良い子か……本当の私は、麗奈ちゃんの思っているような良い子でないんだよね……
だって私は……」
私は、直ぐに麗奈ちゃんへのLINEを返しました。
麗奈ちゃんの私が良い子って言葉を書いているのを見て本当の私を知ったら嫌われるって思いつらそうに俯きました。
そしてこんな私が麗奈ちゃん達のティンクルスターズのマネージャーをしても良いのかなって悩みました。
ーTo Be Continuedー