アイドルグループ、ティンクルスターズとの出会い(2話)
☆アイドルのないしょのないしょ☆
ー百合注意ー
~2話~
私は、アイドルと無縁の生活をしていました。
これからもアイドルと無縁の生活を送るって思っていました。
でもある日、運命的な出会いをしました。
…………
……
私は、学校の転入前日に親友の瞳に呼び出されました。
「ごめんね、雅美。
編入前日なのに私に付き合ってもらってね」
瞳との待ち合わせ場所に行くといきなり呼び出した事を両手を合わせて謝りました。
「別に謝らなくて良いよ。
でも付き合うのは、本当に私で良いの?
だって私は、アイドルの事を全然知らない初心者だよ。
瞳の負担にならない?」
私は、アイドルのライブに参加するのにアイドル初心者の私が瞳の負担にならないのか不安そうに瞳を見つめました。
「そんなの気にしなくて良いよ。
今日行くはずだったアイドルオタク仲間が風邪で行けなくなってね。
アイドルライブのチケットが無駄になるのならば雅美にまだ使ってもらった方がチケットも喜ぶと思うよ」
瞳は、アイドルのライブのチケットを二枚見せるとニッコリと笑いました。
「……瞳がそれで良いのだったら瞳の言葉に甘えさせてもらうね」
私は、ニッコリと笑い瞳の好意に甘えてライブに参加する事を知らせました。
私と瞳は、ライブ会場に入ると瞳からペンライトを受け取りました。
ライブ会場のライトが消えるとステージにライトの光が輝きました。
ステージには、赤髪のロングヘアーの女の子とピンク色の髪のツインテールの女の子と白髪のポニーテールで背中に黒色の羽を付けている女の子が立っていました。
「みんなーー、今日は、来てくれてありがとうーー、全国の弟君と妹ちゃんの為に最高ライブをしますねーーー」
赤髪のロングヘアーの女の子は、右手を大きく振りました。
「皆のお姉ちゃん」
「「「「レンお姉ちゃんーー!!」」」
ライブ会場にいるファンの方達は、声を合わせて掛け声を出しました。
「ねえ、全国のお姉ちゃんとお兄ちゃんをナノハの魅力でメロメロにしちゃうぞ」
ピンク色の髪のツインテールの女の子は、ウインクをして観客席に投げキスをしました。
「皆の妹」
「「「「ナノハちゃんーー!!」」」」
ライブ会場にいるファンの方達は、声を合わせて掛け声を出しました。
「我子供達よ、良く来たわね。
今宵は、夢の一時を味和させてあげるわ」
白髪のポニーテールで背中に黒色の羽を付けている女の子が紫薔薇にキスをして紫の薔薇をファンの子達に向けて色っぽく微笑みました。
「我らの高貴な邪神様」
「「「「「ミカエル様!」」」」」
ライブ会場にいるファンの方達は、声を合わせて掛け声を出しました。
「それでは、聞いてください。
『無垢な思い』」
レンお姉ちゃんは、マイクを握り締めて私達に右手を差し出して優しく微笑みました。
「いつも君を探してしまいます」
レンお姉ちゃんは、両手を前に広げて前に向かって歩きながら歌いました。
レンお姉ちゃんの歌声は、ライブ会場全体に広がり凄すぎて鳥肌が立ちました。
「あなたがいないのは、解っています」
ナノハちゃんは、右に向かって歩きながら目をうるわせて両手を前に広げて歌を歌いました。
ナノハちゃんの歌声もライブ会場全体に広がり凄すぎて鳥肌が立ちました。
「でもあなたに会いたい気持ちを止める事ができません」
ミカエル様は、両手を前に握り締めて左に向かって歩きながら切なそうに微笑んで歌を歌いました。
ミカエル様の歌声もライブ会場全体に広がり凄すぎて鳥肌が立ちました。
私は、ミカエル様とレンお姉ちゃんとナノハちゃんの歌声に魅了されて3人から目を離せなくなりました。
「この思いを諦められたらどんなにも幸せなのでしょうか……」
レンお姉ちゃんは、両手を前で握り締めて後ろに歩いて空を見上げながら歌を歌いました。
「出会わなければ良かったっと思った時もあります」
ナノハちゃんは、レンお姉ちゃんに背中をくっつけて切なそうに空を見上げて歌を歌いました。
「でも出会わなければ良かったと後悔をした事は、ありません」
ミカエル様は、ナノハちゃんとレンお姉ちゃんの背中にくっつけて切なそうに空を見上げて歌を歌いました。
「私は」
レンお姉ちゃんは、右手を上に上げて歌を歌いました。
「ナノハは」
ナノハちゃんも右手を上に上げて歌を歌いました。
「我は」
ミカエル様も右手を上に上げて歌を歌いました。
「「「あなたと出会えた事に感謝します!」」」
レンお姉ちゃんとナノハちゃんとミカエル様は、両手を上に上げて歌を歌いました。
レンお姉ちゃんとナノハちゃんとミカエル様が歌を歌い終わるとファンの子達は、感動したように涙を流していました。
私もティンクルスターズの歌声が綺麗で感動したように涙を流しました。
私は、ティンクルスターズのライブが終わると凄すぎて目をキラキラと輝かせました。
「す、凄いです!?
こんな素敵なライブを初めて見ました!?」
私は、ティンクルスターズのライブが凄すぎてニコニコ笑顔で息を荒くしました。
「おっ、雅美、ティンクルスターズのライブに嵌まりましたね。
それならばまたティンクルスターズのライブを見に行こうね」
瞳は、私がティンクルスターズのライブに嵌まったのを見て嬉しそうにニコニコ笑顔になりました。
「うん、またティンクルスターズのライブに行こうね!」
私は、ニコニコ笑顔でティンクルスターズのライブにまた行くのを約束をしました。
次の日に転校初日に授業に遅れそうだったから高校の廊下を走っていました。
「あなた、廊下を走っては、駄目ですよ」
生徒会長の麗奈さんが私を呼び止めて注意しました。
「す、すいません、生徒会長……」
私は、慌てて立ち止まり生徒会長に頭を下げて謝りました。
「これからは、気をつけてくださいね」
生徒会長は、眼鏡を押さえて優しく微笑みました。
そして生徒会長は、去って行こうとしました。
んっ、今の声って何処かで聞いた気がします……
ってもしかして!?
「待ってください!
生徒会長は、レンお姉ちゃんですよね!?」
私は、記憶の中の生徒会長とレンお姉ちゃんの声が同じ事に気がついて慌てて生徒会長の前に立ちました。
「な、なんの事ですか……?
ち、違います……」
生徒会長は、冷や汗をだらだらと流して横を向きました。
「私がレンお姉ちゃんの声を間違う訳ないよ!
ティンクルスターズのライブ感動しました!!
ありがとうございました!」
私は、ニコニコ笑顔で頭を下げて生徒会長にライブのお礼を表しました。
「えっと……あなたの名前は……?」
生徒会長は、戸惑いながら私の名前を質問しました。
「千早 雅美です!」
私は、ニッコリと笑い自己紹介をしました。
「……雅美さん、放課後、私に付き合ってもらえませんか?」
生徒会長は、少しだけ考え込んで真剣な表情で私を見つめました。
「はい、レンお姉ちゃんにだったら何処でも付き合います!」
私は、生徒会長の提案が嬉しくてニコニコ笑顔になりました。
「ありがとうございます。
それでは、放課後に迎えに行かさせてもらいます。
それから私の事は、生徒会長か麗奈とお呼びください。
ここでは、レンでありませんからね」
生徒会長は、眼鏡を押さえてじっと私を見つめました。
「それでは、麗奈ちゃんと呼ばせてもらいます」
私は、ニッコリと笑い麗奈ちゃんと呼びました。
「それでは、失礼します、雅美さん」
麗奈ちゃんは、軽く頭を下げて去って行きました。
この後に麗奈ちゃん達の為にあんな事をするとは、思ってもいませんでした。
ーTo Be Continuedー